カメラへの思い

「中年の思春期」はカメラがいいぞ。

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あの頃が蘇るミラーレス、Nikon Z fc

僕のブログのヒントは大抵Twitterなんだけど、きょうは「中年の思春期」なる言葉を目撃した。いい歳した大人がある日突然、筋トレとか英語に目覚めるみたいなタイトルだったかな。

まあ、これは僕もよく分かる世代だから、ちょっとカメラなんぞ勧めてみようかなと思った。

僕なんかは典型的に仕事が趣味だなんて勘違いして歳をとってきたタイプで、ほんと数年前まで趣味なんて呼べるものは一つもなかった。

それがある日、カメラに目覚めたのである。

Nikon D750

きっかけはSNSだったと思う。ちょっとクリエイティブな先輩たちが、やけに艶っぽい写真たちをFacebookなんかにアップしてくる。

明らかに僕や周囲の人間がアップしていた写真とは違う雰囲気がプンプンしていて、ある日その理由を尋ねてみると、一眼レフで撮っているという。

なにそれ?一眼レフってあのプロが使うやつ?それ素人でも扱えるの?…

そうやって気がつくと、夢中でネットで一眼レフの始め方とか検索してた。

僕が初めてのカメラにNikonの一眼レフを選んだのは、完全にプロっぽい雰囲気がカッコいいと思ったから笑。

一眼レフと交換レンズを2本を一緒に買って十万円をちょっと超えてたかな。

なかなか体が震える出費だったけど、ほら、大人もしかも中年ともなると、多少散財できる財力はあったりするわけで、大人の衝動買いとはほんと軽やかで恐ろしい。

RICOH GR digital II

でも、カメラは悪くない。カメラはなんといっても表現装置でありクリエイティブ。衰えかけた感性みたいなものを刺激するには、うってつけすぎる。

絵心も必要ないし、楽譜が読めなくても、カメラのシャッターくらいなら押せる。そうやって、極端に言えばなんの取り柄がなくてもシャッターボタンさえ押せば、写真という表現物が生み出せるのである。

カメラがあれば当然、外を歩く機会も増えるし、フィルムカメラなんて始めようものなら、ルーツのバルナックライカまでほとんどの人が真っ逆さまに落ちてゆく。

いや、落ちていくというと地獄かなにかを連想させるけど、どちらかというと天国であって、ほとんどの中年はその天国に心癒され、やがて感謝の気持ちしか芽生えなくなる。

いや、これ、完全に僕の話だな笑。

でも、それが心地いいのである。いい歳した大人だからこそ、その何かに熱中する思春期みたいなじぶんの行動が、なかなか痛快だったりするのである。

Leica IIIa, Elmar 50/3.5

僕についていえば、カメラに詳しいわけでもないし、いい写真が撮れる力量があるわけでもない。

本当にその辺をカメラで撮り歩いているだけのただのカメラ好きなんだけど、それで十二分に満たされている(いや、何かから救われてる)じぶんがいるのである。

そういえば、僕は一眼レフで少し遠出がしたくなってロードバイクにも乗り始めたし、こうしてブログも書くようになった。

カメラって、いわゆる脇役の道具だから、主役となる他の趣味まで生まれるところが、またいいんじゃないかと思う。

いや、中年じゃなくたっていいんだけど、大人になって第二の思春期みたいのを始めるのは、なかなかエキサイティングで有意義なことなんじゃないかな。

ハマるって、たいせつ。何かにハマることは、本能を揺さぶってくれる。生き物は本能に突き動かされてる時が間違いなくいちばん生き生きとするから。

なんか今夜もかなり独りよがりなこと書いてるけど、いいのいいの、思春期だから笑。

というわけで、また懲りずにカメラを勧めてみたぞ。カメラを始める人もいれば、すでにデジカメをやってる人はフィルムに挑戦してみればいいし、すでにフィルムで撮ってる人は中判や大判にチャレンジすればいい。

何事も夢中になることが、生きてる証。さあ、大人たちよ、新しいこと始めよう、2022年を第二の、第三の思春期の年にしよう。

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