カメラへの思い

カメラだけはまったく飽きないので、凄い威力だなと思ってる。

PENTAX K-3 Mark III, smc PENTAX-M 50/2

このブログを書き始めたのが、たしかカメラを始めた年の夏だったと思うから、2015年からとすると7年ほどカメラという趣味が続いている。

フィルム時代からカメラをやってる人たちと比べると「まだ7年程度」なんだけど、じぶんのなかではこんなに長く続けている趣味は、間違いなく人生初だと思う。

もちろん「写真」を撮ることが目的ではあるんだけど、その道具である「カメラ」そのものに魅せられていることも間違いない。

僕が最初に手にしたカメラは、APS-Cのデジタル一眼レフでNikon D5300。このブログにも何度か書いてきたけど、初めて手にした時は一生の高価な買い物として緊張したし、初めて単焦点レンズをつけて試し撮りに出かけた時の背面モニターの写真を見た時の感動は忘れない。

Nikon D750

もう一気にカメラに魅せられて、すぐにフルサイズ機が欲しくてたまらなくなり、意を決してNikon D750に買い換える。これがフルサイズ機か!という、僕の中では人生の思い出の品で、実は昨年、懐かしく思えてD750を中古で買い直した。

D750はコンパクトなフルサイズ機とはいえ、さすがに平日の仕事鞄に入れて持ち歩くわけにもいかず、その頃に手にしたのが初代RICOH GR。これも一度は手放すのだけど、やはり昨年かな、買い直したんで、カメラという道具との出会いが僕の人生にいかに大きな影響を与えたかというのを再認識している。

デジタル一眼レフでカメラを始めた僕だけど、その次に大きな転機があったとしたら、やはりフィルムカメラとの出会いだろうか。Nikon FEを手にして、これも写真観というか人生観が変わったなあ。

僕の初めてのフィルムカメラ Nikon FE

それ以降に手にしたカメラたちは、概ねこの「クラシックなカメラらしさ」が僕の愛機の基準になっている気がする。

ファインダーがあること、それもできれば光学ファインダー。そして絞りリングやシャッタースピードダイヤルで操作できること。官能的なシャッターフィール。薄くコンパクトなボディ。メーカーは違っても、大体僕が手にするカメラはこんな感じだ。

Nikon Df
FUJIFILM X-Pro3, XF 35/1.4R

カメラが飽きないのは、環境も良かったのかもしれない。我が家には愛犬がいるんで、朝晩必ず散歩する時にカメラを必ず持って出かける。仕事で移動する時もコンパクトなカメラでスナップして、そのまま通勤路にあるカメラのキタムラで現像したり。常にカメラが身近にあることが無理なく過ごせる環境にあった。

あと、このブログを書いていることも大きかったかな。基本、僕の身の回りにはカメラをやってる人がいなくて、もっぱらカメラの情報はカメラ屋巡りとTwitterが頼り。そして、撮った写真やその動画のことをアウトプットするのは、もっぱらこのブログだった。

Twitterやブログにコメントをもらうことで、カメラ知識の薄さを埋めてもらったことは、もうほんと、みんなに感謝しかない。

機械式カメラ Leica M3
クラシックで愛らしいKodak Signet35
Asahiflex
Rolleiflex Standard

あとは、やっぱり馴染みのカメラ屋さんがいくつかできたことも大きかったかな。カメラ屋へ立ち寄ることが部活みたいになっていったし、そこで馴染みの店員さんと交わす言葉が、カメラを単なる道具としてだけじゃなく、時代を語るコミュニケーションツールみたいにもなっていった。

昔は誰もが一台は必ずカメラを持っていた時代だから、カメラはある意味みんなのものだったと思うけど(とはいえ、僕はカメラは写ルンですくらいしか使ったことがなかったけど)、いまは趣味のモノになってカメラをやっていないとなかなかカメラ情報に触れる機会もない。

つまり、カメラをやってる人にはソーシャルメディアなんかを通じて昔より細かな情報も届くんだけど、カメラをやっていない人にはほぼカメラの情報は届かないんで、ますますカメラと無縁になるみたいな。

FUJIFILM X100V
FUJIFILM X-E4

世の中がどんどん動画の時代にもなり、カメラにも動画の機能がどんどんプラスされてるから、もしかしたら今後は動画機としてのカメラに光が再びあたるかもしれないけど、写真機としてのカメラの魅力はやはりたまらないものがあって、僕なんかはそっちの魅力こそもっと伝わるといいなあ、などと思いながら日々ブログを書いている。

カメラという道具は、一見身近に思えるんだけど、意外とちょっと遠い存在。でも、一度その魅力に気づくと、生きていくすべてのシーンで相棒になり得る凄いポテンシャルを持っている。そう、これほど身近でクリエイティブな道具も他にはない。

趣味といえばそうなんだけど、趣味というよりは人生の道具みたいなニュアンスかな。スマホカメラで写真が撮れる時代に、もう以前のような「誰ものカメラ」には戻らないとは思うけど、一人でも多くの人の人生がカメラによって豊かになればいいなと思うのである。僕がそういうきっかけをカメラに与えてもらったように。

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