フィルムカメラ

フィルムの値上げが、むしろ僕のフィルム心に火をつけた。

Leica M3, Elmar M 50/3.5

正直、2022年に入ってからの度重なるフィルム価格の値上げはなかなかの衝撃だったのだけど、おかげで「フィルムで撮る価値とは」みたいなことを考えるいい契機にもなった。

僕としては仮にフィルムで撮れなくなったとしても、デジカメである程度心満たされる写真の撮り方をここ数年、取り入れてきたつもりなんだけど、じぶんは本当のところ、どういう写真と写真機との向き合いであれば心底楽しいのか。そういうことを今一度考えた数ヶ月だったかもしれない。

そして、僕が熟考して出したひとつの結論としては、やっぱりフィルムとフィルムカメラのフィーリングがなにより心地いいし、まだなんとかやりくりすればフィルムで撮れるいま、できるだけフィルムで撮る時間を謳歌しよう、と思い至った。

もちろん、四六時中フィルムで撮るのは無理がある。毎日の見慣れた光景である近所の散歩は、デジカメのシャッターも織り交ぜて、コスト感でフィルムカメラが嫌いにならないような工夫はこれからもしていきたいと思う。

でも、僕がデジカメにおいてもクラシックなスタイルのカメラが好きなのは、紛れもなくフィルムとフィルムカメラの感触が好きなことが根底にある。だったら、まずはフィルムとフィルムカメラをファーストチョイスにするという僕の中の出発点に今一度帰りたいと思ったんだ。

まあ、そう書くと大袈裟だけど、要はフィルムとフィルムカメラで撮ることが何より気持ちいいから、その本能に素直に従ってみようと思ったのである。

あらためてフィルムで撮り始めたとはいえ、けっこう使わずに眠ったような状態になったフィルムカメラがけっこうある。そうしたフィルムカメラたちを今一度連れ出したいし、一つ一つのフィーリングを確かめたい。

そのために、デジカメを減らすことも考えようかなと思い始めている。デジカメを否定するのではなくて、デジカメが多数あることでフィルムカメラを連れ出す頻度がちょっと減ってしまってるんで、そこも物理的に見直していこうかなとも思い始めているのである。

当面は、フィルムカメラたちをかつての使用頻度に近づけていきながら、その過程の中でデジカメのありようももう一度、じっくり考えるひとときにしていきたいと思う。

まあ、こう書きながら、それほど大袈裟な決心とかではない。ただただ、楽しいことに素直に向かっていこうと考えているだけのことだったりもする。

フィルムで撮るということは、理屈抜きに楽しいのである。ただ、それだけなのだ。

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