フィルムカメラ

せっかくだから、いまのうちにカメラのルーツのフィルム体験を。

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Leica M3, RICOH GR

もともと僕の身の回りにはカメラを趣味にしている人がほとんどいないんで、カメラユーザーの人たちの意識や活動みたいなものは普段からTwitterが参考になったりするんだけど、やっぱりというか、最近フィルムで撮る人たち(もしくは頻度)がやや少なくなってる気がする。

以前からフィルムをやっていた人とか、久しぶりにフィルムで撮ろうとした人が、現在のフィルム価格を知ってちょっとたじろいでる、というのが正しい感じだろうか。そういう僕も、明らかにフィルムで撮りまくるという行為は減っている。

これは、しょうがないと思う。フィルムで撮りたい気持ちはあっても、そこは気分がリラックスするための趣味であって、必要以上に生活の財政を圧迫するようなら、心の奥底から楽しさ全開放みたいなことにはどうしてもなりづらいからね。

でも、僕はそれはそれでフィルムカメラからデジカメの楽しさを見出すことへと気分転換ないし意識のシフトが図られている気もして、新しい世界へ一歩を踏み出すという意味では有意義なことでもあるんじゃないかと思ってる。カメラメーカーとともに、次の写真のありようを探求するような感覚といえばいいだろうか。

Nikon F2

で、きょうの話の本題はここからなんだけど、これからカメラを始めようとする人のほうが、ぜひいまのうちにフィルム(カメラ)を体験しておいたほうがいいんじゃないかと。体験というより「通過」というほうが正しいかもしれない。

これからの時代は間違いなく、もっと写真や動画が大量に撮られる時代になると思う。それはSNS時代のコンテンツとしては必然だろうと思うし、そうしたコンテンツを一般の人たちが量産できるようなハードやソフトももっと発展していくと思う。その時に、写真を撮る方法論のルーツみたいなことをベースとして体感しておいたほうが楽しそう、ということ。

それは露出を考えたり、それを構成する要素やその調整の所作を知っていることで、写真はもちろん動画撮影においてもきっとアイデアの源泉になる。そういう、コンテンツをクリエイトする要素が、フィルム撮影を体感することで自然と身につくんじゃないかなと。どうだろう。

フィルムはたしかに日に日にコストがあがっている気がするけど、いまならまだ工夫すれば使えない金額ではない。この先、いつその工夫どころでは済ませられない時代が来るかは誰にも分からないけど、だからこそいまのうちにフィルム体感しておくことが、いろんな意味で貴重だと思うんだ。

Leica IIIa, Rolleiflex Standard
Kodak GOLD200

やがて、フィルム代だけじゃなく、現像代も、カメラやレンズの修理代もちょっと手が出せない環境に見舞われるかもしれない。そうなったらデジカメに切り替えればいいじゃんというのもあるけど、そのデジカメを楽しみ尽くすためのベース要素が、カメラのルーツであるフィルム体感にはいろいろと詰まっているからね。

感度、絞り、シャッタースピード、ピント、被写界深度、画角、粒状性、プリント…学ぼうと強く意識しないでも、フィルムカメラで撮ることで、そのあたりのことは自然と身につくのがいい。楽しみながら、かけがえのない経験と知識が身についたりするのだ。まさに一石二鳥だ。

いまの最新のカメラを開発している人たちも、かつてはフィルムで写真を楽しんでいた人たちがほとんどのはずだから、やはり最新のテクノロジーのベースにも「カメラのルーツの概念」があちこちに楽しさとしてまぶされている。そういう魅力を引き出す意味でも、やっぱりカメラのルーツであり写真のルーツのことは知っておいて損はないかなと。

まあ、そこまで語れるほど僕に写真のルーツの知識があるわけじゃないんだけど、それでもフィルムとフィルムカメラを通過したことで、僕自身はデジカメも以前よりずいぶん幅広く、奥深く楽しめていると思っている。ちょっとしたことばかりだとは思うけど、そこは隠し味のように。

フィルムは過去じゃないというか、未来をより面白くするベース要素であり、ぜひとも通過しておきたい現代の体験価値だと思うんだな。ちょっと書き殴ったけど、ふとそんなことを思ったので、備忘録として一気に書いてみた。

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