きょうは2024年12月24日、つまり僕のもとへ本日やって来たFUJIFILM X-Pro2は、さしずめ「じぶんへのクリスマスプレゼント」ということになる。
しかも、このプレゼントは9年越しの恋が実ったようなもの。そう、2016年3月に発売されたX-Pro3はもうすぐ9年モノのカメラとなるのだ。
いや、そんな9年も前のカメラをいま手に入れてどうしようというのか?。多くの人がそう思うだろう。しかし、X-Pro1とX-Pro3を愛用する僕にとって、この間の隙間のピースを埋めることは必然だったのである。
実はけっこう以前から、X-Pro2のことは意識していて、立ち寄るカメラ店などでも常にいい個体がないかチェックを続けていた。いま思うと数年前に購入しておけばよかったが、悩んでる間に、ここニ、三年でX-Pro2の中古価格はどんどん上昇し、気がついたらなかなか手が出ない価格になっていた。
それでも、これだ!とピンとくる個体と出会った時はダイブしようと決めていた。そしてきょうのクリスマスイブ、これならいいだろうというX-Pro2に出会った。なんとなくの予感として、いまが手に入れるラストチャンスのようにも感じた。写真の神様、カメラの神様、ありがとう。
まだ手に入れたばかりで撮影にも持ち出していない。だから、使ってみた感想なども書こうにも書けない。ただ、このX-Pro2というカメラが、魂の込められたいいカメラだということは、眺めて、触ってだけでもジワジワと伝わってくる。
その独特の半ツヤ塗装がなんとも艶めかしい。どう大切に使っても必ずスレやキズがつくであろうその塗りの姿は、「コイツはすりキズが勲章みたいなカメラなんで、ガンガン使い倒してほしい」という開発者のメッセージを強く感じる。
そのひとつひとつのこだわりや思想を、これから使い込んで垣間見てみたい。X-Pro1からどう進化したのか?、そしてX-Pro3へ何が伝えられていったのか?、そしてX-Proシリーズはこれからどこへ向かうのか?。そんなことを、このX-Pro2も加えた歴代3台のX-Proシリーズ機で確かめていきたい。
これで僕のカメラたちの出会いも、できればひと区切りにしたい。もう、これは体験しておきたいというカメラは大抵、巡り会えたとも思うし、別にカメラをコレクションしているつもりもないので、日々すべてのカメラを愛でるためにも、もうローテーションしきれないほどの数のカメラがあるので。
来年は、それらのカメラとさまざまなレンズとのマッチングを楽しみたい。そして、とにかく「撮り歩くひととき」を大事にしたい。そういうひとつの集大成的な気持ちにもさせてくれたのが、今回のX-Pro2の購入だ。
合わせたいレンズはたくさんあるから、撮影した写真などは、その使用感とともにまたこのブログでおいおいお伝えしていけたらと思う。きょうはいい日になった。X-Pro1とX-Pro2、そしてX-Pro3と、過去・現在・未来に想いを馳せるメリークリスマスだ。
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