FUJIFILM Xシリーズ レビュー

いかにも「写真機」なカメラに、つい惹かれてしまうのであった。

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FUJIFILM X-T5 & X half

今朝はFUJIFILM X halfの試し撮り初日だったんだけど、せっかくだから同じシルバーボディのX-T5も連れ出して記念写真など撮っていた笑。それにしても絵になるなあ、と感慨深く思ったりするのは僕だけだろうか。

SNSなんかのプロフィールにも、僕は「写真とクラシックなスタイルのカメラが好きで、日々ブログを書いています」と明記していて、まあ以前から変わらず「いかにも写真機的なカメラ」が好きなのである。

ご想像の通り、その根幹にあるのはフィルムカメラの存在で、誤解を恐れずに言えば、僕はフィルムカメラで撮る気分や所作をそのままにデジカメでの写真撮影を楽しんでる。まあ、時代に追いつけていない駄目な写真愛好家とも言えるが笑

FUJIFILM X half

だから、X halfにしても決して楽に買える金額ではなかったけど、フィルムカメラ的な撮影体験と言われれば気にならざるを得ないし、なんといってもその光学ファインダーのあるクラシックなデザインに、まあこれは致し方あるまいという感じで飛び込んだ形だ。

FUJIFILMのカメラは、NikonやOM Systemのように分かりやすいヘリテージデザインとは異なるけど、そこはフィルム会社としてやっぱりかつての写真機への思いみたいなものは感じている。それだけじゃなくて、そこに遊び心を加えているところが、僕のような趣味のカメラを望む人間には、実にいい落としどころなのだ。

まあ、今回の新製品X halfの企画性も、X-Pro3が出た時並みに驚いた。え、ほんとにそんなモノを製品化したの?、そんなアイデアが会議を通過したの?、なんてね。こういう製品は、間違いなく富士フイルムからじゃないと出てこないよな、と再認識も。

FUJIFILM X-Pro3, Nokton 23mm f1.2 SC

ここまで徹底してると、もうスペックの緻密さとかはあまり関係なくてね。ただただ、そのカメラと日常を過ごしているだけで、写真機のある生活とか人生を謳歌できているような高揚感みたいなものがある。そうやって、富士フイルムを応援したい気持ちにもなってくるのだ。

クラシックなスタイルといっても、それが時代を単に巻き戻すような懐古主義的なことだけなら、それこそフィルムカメラでいいじゃんとなるわけだけど、ちゃんと現代の解釈でアイデアを高めている苦労(楽しみ?)もアリアリと見えるから、それがまた、なんとも言えない可能性みたいなものを感じさせる。

もはや、クラシックなスタイルのデジカメは、ブームみたいなものを超えて、しっかり存在価値を形成しつつあるから、この流れで各社のクラシックラインの充実にも注目していきたいと思う。そうなった暁には、もはやすべてのクラシックなスタイルのカメラを手に入れる財力は、僕には無いけどね笑




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