Fujifilm X100

やっぱりいろいろ宿ってるんだよ、X100シリーズには。

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FUJIFILM X100 初代ブラックバージョン

昨日は、もしかしたら登場するかもしれないNikonのレトロデザインのフルサイズミラーレス機のことを書いたけど、「写真機らしさ」という点ではFUJIFILM Xシリーズも忘れてはならないだろう。

まあ、そこまで言うのは僕の個人的な好みによるところも大きいけど笑。

でも、どうだろう。この写真の初代X100を見たら、思わずうっとりするのは僕だけじゃないはずだ。

FUJIFILMのXシリーズの幕開けを飾った、まさに夢が詰まったカメラ。少し前にレンズ交換式の初代機X-Pro1のことを書いたけど、そのX-Pro1登場の足がかりとなったのがこの初代X100。

見るからにカメラらしいそのデザインは、なんとも清々しい。きっとカメラ開発者なら一度は夢見たテイストじゃないかと思うけど、まさかデジカメの時代にそんなものは作れないだろうと誰もが考えたはずだ。

でも、FUJIFILMはそれを社内で通し、世に送り出してきた。しかも、それは単に見えかかりのデザインだけじゃなくて、世界を驚かせたハイブリッドビューファインダーなる新技術を載せて。どれほどまでにこのX100の開発に気合が入っていたかがうかがえる。

まあ、クレイジーである。でも、Appleの1984じゃないけど、世の中の革命的なことはクレイジーな人々がこじ開けてきたのである。そして、僕らはそういう姿勢にまた心打たれる。

FUJIFILM X100V

さすがに初代X100は現代からすると動作ももっさりしているところもあるが、僕は現行機のX100Vをメインに使いつつ、たまにこの初代X100もスナップへと連れ出す。そして、なんとも言えない凛とした気持ちになるのである。

余裕があれば二代目から四代目まですべてのX100シリーズを体験してみたいものだが、昨今のFUJIFILM機人気で旧製品まだ含めて軒並み価格が高騰しているので、なかなかその夢を叶えるのはむずかしい。

いまX100シリーズを使っている人たちは、ある意味、希少な写真機を手にしているわけで、ぜひ時代の目撃者として「デジタルに込められた写真機の夢」を思いっきり堪能してしてほしい。僕はそのつもりである。

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