Fujifilm X100

さて、ここで初代X100の開発秘話ムービーを観てみよう。

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FUJIFILM X100V

僕にとってのThe FUJIFILMがこのX100Vなわけだけど、XシリーズにとってもこのX100シリーズがTheルーツ。

いま世界的に品薄になるほど人気になっているのは、そこに込められた開発陣の皆さんの並々ならぬ熱量が市場に伝わった結果なんじゃないかと思っている。

では、その並々ならぬ熱量とはどういうレベルのものだったのか。それを知る手がかりとして、ここに二つの動画がある。Xシリーズ10周年を記念して撮られた開発秘話ムービーである。

まずは、こちらを2本続けて一気に観てほしい。

二年前の動画で、上野隆さんも登場されていて、懐かしさと共にとても「富士フイルムらしさ」を感じるムービーである。

そして、なんといっても「熱い」。別に声を張り上げてるような熱さじゃないけど、むしろ静かなる爆発というか、初代X100を生み出すにあたり、どれほどまで紆余曲折や不安と期待が交錯したのかがジワジワと伝わってくる。

アクシデントのエピソードも含めて、これが「挑戦することの難しさであり、歓び」なのだという、どこか人生のありようを描いたようなヒリヒリするような緊迫感すら伝わってくる。

そして、そういうプロセスは、やはりプロダクトに滲み出るのである。

そりゃ、もっと高価でもっと高機能で精密なカメラもある。けれど、X100シリーズがこだわったのは「趣味性をも満たす写真機」であり、僕のようなアマチュア写真愛好家でもエモーショナルに楽しめるカメラだったわけである。

FUJIFILM X100V

このXシリーズの原点を垣間見るに、X100シリーズは今後も富士フイルムのカメラの精神性であることは変わらない、という確信を僕は感じる。つまり、六代目、七代目、そしてこれからずっと先もXシリーズの原点は受け継がれていくのだろうと。

もちろん、時代が変わればプロダクトの潮流も変わることはあるだろう。でも、姿や形が仮に変化しても、そこに込められる不変なものがある。そういうことを感じとれるムービーである。

そうは言っても入手が難しいじゃないかとか、入手できたとしても高価すぎるじゃないかという背景もあるが、それも含めてプロダクトの開発や供給には並々ならぬ困難と努力がつきまとうのだ。

そういうこともひっくるめて、Theカメラと呼べるモノとの出会いを、開発者の人たちと同じようなドキドキを感じながら体験するのもまた、アリなんじゃないかと最近感じている。

がんばれFUJIFILM。Theカメラを待っている。

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