カメラへの思い

雨の日も、フィルムカメラを扱うようにデジカメを使っている。

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FUJIFILM X-T50, XF 35mm f1.4 R

このタイトル写真のFUJIFILM X-T50、よく見たら水滴がついていることに気づかれるだろう。そう、梅雨に入り雨続きなんだけど、土砂降りでもないかぎりは、僕はこうしてけっこうカメラを持ち出している。

いや、このX-T50と装着レンズは、共に防塵防滴仕様じゃないから、よい子は真似しないでほしいんだけどね。

でも、僕はこのくらいの小雨ならどんなカメラでも割と外に持ち出してしまう。当然、雨水からなるべくカメラを守るような持ち運び方を気をつけつつ、そう、感覚的にはフィルムカメラを使う時と変わらない要領だ。

絞り優先撮影ができるNikon FE

機械式のフィルムカメラなんかは大抵、防塵防滴なんか施されていないけど、それでもなんとなく感覚的に「この程度ならいける」みたいなじぶんのなかでのモノサシみたいなものがある。防塵防滴じゃないデジカメもそれと同じ扱いというわけだ。

そのモノサシというかじぶん基準を超える雨模様の時は、もう黙って防塵防滴仕様のカメラをチョイスして出かけるけどね。それでも、ボディは防塵防滴でも、レンズはそうじゃないケースも多いからあまり褒められたもんじゃないけど、おかげさまでこれまで雨でカメラを壊したことはない。

そんな雨の日の扱い方だけじゃなく、僕の場合はフィルムカメラとデジカメの境目が希薄なんで、そもそもデジカメの使い方そのものもフィルムカメラの時とほぼ変わらない。

FUJIFILM X-Pro3

その日の感度を固定して、その日のフィルムシミュレーション(ニコンならピクチャーコントロール)を同じく固定して、絞り優先やシャッタースピード優先的に、物理ダイヤルをカチャカチャやって露出を決めて撮っている。当然、適正露出を外すこともあるが、それが楽しいのである。

ズームレンズもほとんど使わず、もっぱら明るめの単焦点レンズをあれこれ焦点距離を取っ替えて撮っているのも、なんとなくフィルムカメラで撮るあの感じの名残かなあ。たまに「お、良さげだな」と思うズームレンズの新製品なんかもあるんだけど、たぶん僕はすぐに使わなくなるだろうというのが想像つく笑。

まあ、先端テクノロジーの時代変化についていけていないダメなアマチュア写真愛好家なだけなんだけどね。そんなだから、AF性能や動画性能の進化、高画素化もそうかな、そういう機能スペックの高度化にも特段ワクワクしない。

FUJIFILM X-T5

撮っていて便利なことよりも、どちらかといえば撮っていて楽しいことのほうが大切で、そういう意味では撮っていて少々不便なくらいが趣味のカメラとしてはおもしろい。

そんなだから、写真機としての基本性能がフィルムカメラ程度備わっていれば、古いデジカメでもなんら問題ない。機械の「人間らしさ」みたいなことでいえば、デジカメも少々古いモノのほうがフィーリングとしてもマイルドな感じがあって惹かれるところがある。困ったものだ笑。

まあ、バッテリーの持ちだけはね、できれば長めがありがたいので、その視点でデジカメを新しく買い替えようと思うことはあるかな。フィルムカメラと比べてデジカメの弱点は「充電しないといけない」という煩わしさだと思ってるので。

やってくれたなFUJIFILM。正式に〈X half〉を発表。 普通の会社の企画会議では「おもしろいけど、冗談はこのくらいにして…」と受け流されそうなカメラが、また富士フイルムからまさかの製品...

そういえば、今朝から話題のFUJIFILM X halfの予約があちこちのお店で始まったようだ。コンデジなんだけど、コンパクトフィルムカメラのような所作が楽しめる新製品ということで、カメラ好きな人からそうじゃないライト層的な人まで、実に多くの人から興味を持たれているように見える。

そりゃ、便利ということだけで言えばスマホカメラが最も手軽である現代で、あえて専用カメラを手にするというのはなかなか頼もしい現象だなと僕なんかは思うからね。街中や観光地なんかで、ちょっとX halfを取り出してスナップしている人の姿は、想像しただけでもチャーミングでクリエイティブだ。

Asahi Pentax SPF

僕も一度、どこかで実機をさわってみたいとは思うけど、身近な店頭には並ばないだろうなあと思ったりも。まあ、いま手元にあるカメラが壊れでもしないかぎりは、カメラに困ることはないので、そこは巡り会いの運に任せてのんびりと。

こんなこと書いてたら、デジカメよりむしろ、フィルムカメラで撮りたくなってきたな。夏という季節は、やたらとフィルムカメラとフィルム写真が似合うんだよね。

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