FUJIFILM X-Pro3

デイリースナップとFUJIFILM。

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FUJIFILM X-Pro3, XF 35/1.4 R

うん、いい佇まいだ。ペンタ部のないいわゆるレンジファインダースタイルといわれる真四角のコンパクトなデザインは、それだけでライトな雰囲気を醸し出す。

実際、僕の場合だと街中のスナップには一度もペンタ部のあるカメラ〈一眼レフやミラーレス一眼)を持ち出すことはほぼ無い。あるとしたらFUJIFILM X-T5にパンケーキっぽい薄型のXF 18mm f2 Rをつけた時くらいだ。

あとはもっぱら、FUJIFILM X100vやX-Pro3(もしくは初代X100や初代X-Pro1)かRICOH GR、あとは小型のレンズ交換式 PENTAX Q-S1とかかな。まわりからどう見えてるかは分からないけど、本人的にはこうしたコンパクトでライトなカメラのほうが変に目立たなくて心落ち着く。

FUJIFILM X-Pro3 背面のサブ液晶

僕がJPEGオンリーで撮ってることも大きいかな。FUJIFILMのカメラはおなじみのフィルムシミュレーションがあるから、その日の装填フィルムを選ぶように「Velvia」とか「ACROS」を選んだら、あとは光学ファインダーをのぞいてシャッターを切り、自宅に戻ってから撮影後のスナップ写真と対面する。RAW現像はせずに、ラボから現像が上がってきた写真と対面するアノ感じだ。

そういう気負いなく使えるところがFUJIFILMのカメラの真骨頂だと思っている。なにも劇的な光景を撮りに出かけなくても、辺りを散歩してシャッターを切るだけで「写真を撮っている」という楽しさを深呼吸するように味わえる。感覚的には「ハッピーカラー」のフィルム時代の日常感が心地いいのだ。

写真がおもしろいのは、結果としての「写真」だけじゃなく、その撮影プロセスもまた楽しめること。僕のような趣味の写真愛好家にとっては、この「撮るプロセス」はとても重要だ。いや、撮るプロセスこそ趣味だと言えるかもしれない。

FUJIFILM X-Pro3

その撮るプロセスとは、ライトな気持ちで撮り歩く「気分」のようなものも含まれる。昨今、富士フイルムのカメラが人気で品薄気味なのは、こうした「ライトに写真撮影を楽しむ」という行為が若い人を中心に受け入れられているのかなとも思う。

少しクラシックなフィルムカメラを一台携えて辺りをゆるく散歩するような、そういうライトさがデジタルでも味わえるFUJIFILMの「デジタル写真機」たち。写真は「気分」が滲み出るものでもあるから、そういう意味でFUJIFILMを選ぶというのはなかなか素敵なリラクゼーションだと思っている。

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