新年3日目の午後は、PENTAX K-3 Mark IIIにHD PENTAX-DA 35mm Macro Limitedを装着して、辺りを少し撮り歩いた。
SNSにもポストしたのだけど、なにか明確にマクロレンズで撮りたいということでもなく、ふと「なんだかマクロレンズを使いたい」と思うことがあるのだ。
このペンタックスのマクロレンズはAPS-C用で、35mm判換算だと53.5mm程度の画角になり、散歩スナップにはとても使いやすい。もちろん、マクロ撮影だけじゃなく、普通に35mmの単焦点レンズとして重宝する。
繰り出し式のフードをのばすと、いつのまにか花とか葉っぱにフードが接触して、おっと!寄りすぎたか?と驚く。それほどまでに接写が楽しめると、やはり普通の単焦点レンズとは違う新鮮さがある。
僕が初めてマクロレンズなるものを体験したのは、NikonのAF-S Micro Nikkor 60mm f2.8 EDだったと思うけど、最初に撮れた写真を見た時は驚いたなあ。なんというか「神の目線」に思えた。
以降はフィルムカメラにもマクロレンズを楽しむようになったし、PENTAX機でも一本持っておきたいと思い、手頃なこのDA Micro Limitedを選んだ。
防塵防滴ならなお良かったのだけど、まあ少々の小雨なら僕は持ち出してしまう。水滴なんかを拡大して撮ると「この星に生きている!」というのを実感できて、なかなか健康にも良い。
それにしても、レンズもさることながら、あいかわらずK-3 Mark IIIのシャッターフィールが心地いい。僕はやっぱりメカシャッターが好きだ。レフ機のそれは、いい感じに頭と体に「鼓動」を感じさせてくれる。K-3 IIIのシャッターフィールはソリッドでモダンさを感じるのもお気に入りだ。
だんだんと正月休みが終わりへと近づいていることが頭によぎり、思わず「時間や止まれ!」と呟きながら撮り歩いていたが、新年を迎えてから毎日異なる機材を持ち出しているので、時間の許す限り、じぶんなりの実験と科学を楽しみたい。虫眼鏡レンズはその一本としても楽しいのだ。
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