Nikon Df

オールドニッコールと過ごすなら、Nikon Dfもいいよ。

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Nikon Df

フルサイズミラーレスのNikon Zfが発表されて、そのクラシックなんだけど中身は最先端というハイブリッド感に多くの人が関心を寄せている。

Nikonがちょっと元気のなかった3年ほど前(僕の感想だけど)を思うと、Z fcから始まりZ9、Z8、そして今回のZfまで畳み掛けるように世の中を沸かせた攻勢は見事だし、Nikonが元気なおかげでカメラ界全体も大いに活性化したように思う。

今回のZfはフルサイズということで、アダプターを介せばさまざまなオールドレンズが焦点距離そのままに使えるから、それを楽しみにしている人も多いと思う。まさしくオールドレンズ母艦機だよね。

でも、オールドレンズの中でも往年のフィルム時代のニッコールレンズをデジタルでも使いたいということであれば、登場から10年経つ一眼レフのNikon Dfもまだまだ健在だと思う。というか、唯一無二のベストチョイスだと思う。

そう、Nikon Dfの売りは、そのクラシックなボディデザインというよりも、往年のFマウントレンズがアダプター無しでそのまま装着できることにある。

オールドニッコールの中でわずかに使えないものもあるけど、非Aiと呼ばれる時代のものからAiレンズまで、絞りリングのあるものならほぼ装着できる。

Nikon Df

現行のZマウント機でもFTZアダプターを介してFマウントレンズを楽しめるけど、このアダプターがけっこうな大きさなので、元々小ぶりで細身な美しいFマウントレンズのフォルムがどうしても大型化してしまう。

その点、ボディがFマウントのNikon Dfなら、アダプター無しで往年のレンズそのままの形で楽しめる。もちろん、その分ボディに厚みが出て大型化しているということはあるけど、僕なんかは個人的にはまったく気にならない。

Nikon Dfは、実はNikonのフルサイズ一眼レフ機の中では最も軽く、左手をレンズに添えるマニュアルフォーカスの撮り方なら自然とカメラ全体が手の中におさまり、バランスよく構えることができる。

で、絶品なのがシャッターフィール。レフが小気味よく動くその様は、見た目のデザインだけでなく「あゝ、写真機で撮るって心地いいな」というあのフィルムカメラの感覚を色濃く思い出させてくれる。

各部の作り込みの質の高さも、当時のNikonの威信が感じられる素晴らしい出来栄え。10年経ってもその堅牢性は揺らぐことがない。

Dfは中古モデルでもずっと高値だったけど、いまであれば10万円台前半で見つけられるのではないだろうか。つまり、なかなか「買い」なのである。

Nikon Df, Zoom Nikkor 43-86mm f3.5

最新のNikon Zfで各種オールドレンズを楽しめるのも素晴らしいけど、ことオールドニッコールであればNikon DfでFマウントそのものの魅力をストレートに体感するのもまた格別。

僕もNikon Zfは気になりつつも、オールドニッコール好きとしてはこのNikon Dfがまずファーストチョイスだから、これからもDfと往年のNikonの世界を堪能していきたいと思う。

登場から10年が経過しても色褪せないDfとFマウントレンズの世界。Zfがこれだけいまの人たちに受け入れられるということは、Dfの佇まいや存在もまた、まだまだこれからが本番なのである。

お店でDfを見かけたら、ぜひ一度手にとってその色褪せない質感を確かめてみてほしい。

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