Nikon Z6

Nikon Z6。このまま標準ズームでいくべきか、単焦点を追加すべきか。

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Nikon Z6, Nikkor Z 24-70/4 S

Nikon Z6。このまま標準ズームでいくべきか、単焦点を追加すべきか。

そりゃ、標準ズームも単焦点レンズも揃えるべきだ、ということなんだろうけど、思いのほか標準ズームの使い心地が良くて、ミラーレスはこのまま標準ズームを極めるというのもアリかなと考えたりしているのである。

実は、Z6を購入する時に「ボディ単体」と「Z 50mm f1.8 S」の購入も検討したんだよね。でも、総合計の値段やキャッシュバック額を見てると、レンズキットになっていた標準ズーム「Z 24-70/f4 S」とFTZアダプターのセットがとてもお得に思えた。じゃあ、久しぶりに標準ズームレンズを試してみようじゃないかと考えたんだよね。

標準ズームは、Nikon D750を購入した時のレンズキット「AF-S 24-120mm/f4」以来。あのレンズには良い印象しか無かったから、Zマウントの標準ズームにも大いに期待したというか、コンパクトなミラーレスのボディにf4で小ぶりに設計された万能ズームはかなりアリじゃないかと思った。そして使ってみたら、やっぱり良かったんだよね、そのスマートな使い心地が。

写りもf4と聞くとちょっとおとなしくて物足りない印象があるかもしれないけど、ボケも適度にしっかり描写が楽しめて、アレ?というくらい不満がない。明るい単焦点レンズ好きの僕でも全然満足いくレベルなのである。それでいて、このレンズ一本で広角24mmから35mm、さらに標準50mm、中望遠70mmまで、その場で臨機応変に焦点距離を変えて撮れるわけだから、便利じゃないワケがない。さすが、NikonがZマウントデビューにぶつけてきた標準ズームだと思った。

けれど、一点だけ気になることがあるとするなら、ズームは沈胴式なんで焦点距離50mmあたりだとレンズが妙に伸びすぎて、それが重量バランス的にも、見た目のデザイン的バランスからしてもちょっと気になるなあ、ということ。いい写真さえ撮れれば、レンズのルックスなんてどうでもいいんじゃないの?というのはあるけど、カメラは見た目も超重要。ソノ気になれるルックスとは、やっぱりアルのである。

とはいえ、悩ましいのがZ 50mm f1.8 Sも、決してコンパクトではなく、Fマウントの標準単焦点レンズと比べるとかなり長いサイズであるということ。もちろん沈胴式ではないから、レンズが伸びずに固定されているだけでも、それはルックスとしては魅力的。新世代50mm単焦点はなかなか写りの評判もいいのである。しかも、値段も驚くほど高価ではない価格帯に抑えられている。じゃ、買いだろうと。

でも、どこか心の中でひっかかるのは、僕の場合だと単焦点レンズを手に入れたら、標準ズームの出番はほぼ無くなるだろうと思われること。Nikon D200もNikon Dfもふだんは99.9%単焦点レンズオンリーなのである。ズームを持ち出すのは、息子のスポーツ大会を撮る時くらい。それ以外は、ほぼ50mm単焦点が付けっ放しな使い方なのである。

そうなると、現実的にはたぶん、標準ズームは手放して、その代わりに50mm単焦点へと入れ替えることが、僕にとって最良の常用レンズの選び方ということになる。まあ、それが最もベストな選択だろうとは分かってるんだけど、それでも手放すのは惜しいと思わせる心地よさが、この標準ズーム Z 24-70mm f4 Sにはあるんだよね。

このまま標準ズームを使い倒して新境地を開いていくのか。それともこれまでの一眼レフ機と同じように50mm単焦点でFマウント機との違いを楽しむのか。いっそ、標準ズームも50mm単焦点も両方揃えていくのがいいのか、なかなか悩みどころなのである。まあでも、標準ズームを手放したらきっと35mmや85mmの単焦点レンズを各種揃えたくもなるはず。んー、悩ましい。

今のところ、まずは標準ズームをとことん使い倒して、その価値をもうちょっと確信にしたいと思っているのと、周囲の50mm単焦点を手にした人たちの作例や使い勝手のレビューを見てからじっくり考えるとしよう、と思っているところでる。あともう一つあるとするなら、アダプター無しで装着できるもっもコンパクトな50mm単焦点が出ないかという期待。MFでいいんだけどな、無理かな。

まあいずれにしても、今回は慌てず、じっくりとミラーレス機との付き合い方を時間をかけて検討していきたい。だって、ZはNikonがこの先100年を見据えて送り出してきたカメラでありレンズたから、これまでとは少し異なる体験や発見もしたみたいからね。まずは標準ズームをしっかり使い込んで、その癖とニコンが標準ズームに込めた未来へのメッセージみたいなものをつかみたい。

その先に単焦点が見えてくるのかとうかは、僕にとってお楽しみというわけである。

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