
別にルールとかそういうものじゃないんだけど、今週は届いたばかりのX halfを試し撮りがてら平日にずっと使っていたので、その反動というか、ちょっと明るいレンズと濃厚な描写を味わいたかったので、週末はGFX 50Siiを持ち出すことにした。
さすがに超コンパクトなX halfから中判デジタルのGFXに持ち替えると、その大きさや重さはズシっとくるものがあるが、それとて大半は重量級のMitakonレンズのせいなので、僕の認識のなかではGFXも中判としては十分、軽量コンパクトな部類の機材だと思っている。
GFXについてはレンズ一体型のGFX100RFも話題だが、僕の場合は明るいレンズで標準域が好きなゾーンだったりするので、レンズ交換式でデータも小さくて済む5000万画素クラスの50Siiが僕にはしっくりくる。まあ、レンズがもうちょい軽く小さいとベストではあるけど。
でも、考えてみると、富士フイルムのラインナップはなかなか秀逸だ。フルサイズシステムこそないけど、フィルムと写ルンですがあって、加えてチェキ、X half、各種Xシリーズが充実して、そのうえで中判デジタルのGFXシリーズも選べる。



富士フイルムで機材を揃えようというつもりはないが、僕の場合はいつの間にか、富士フイルムの機材がいちばん多く揃ってきた。そこには「趣味人のカメラ」としての嗜好性のあるデザイン、遊び心、そしてフィルム時代から脈々と進化を続けるストーリーがある。
僕はNikonやLeica、PENTAXやOM Systemなども使うけど、所有している台数もデジカメは富士フイルムがいちばん多いから、結果としてフジ機が日常のメイン機材のようになっている。
スナップメインだから、大抵はXシリーズでこと済むのだけど、たまに少しリッチな描写で脳をチューニングしたい時にGFXがその役目を果たしてくれる。フルサイズセンサーの約1.7倍もの大きさで光をふんだんにとり入れる写真描写は、やっぱり奥行きや空気感がどこか濃厚なのだ。



とはいえ、誰に見せるわけでもない日常のスナップ写真なら、やはり身につけたり持ち歩いたりするのも軽量コンパクトで愛らしいカメラが重宝するから、Xシリーズは今後とも僕のメインの機材になるだろうし、なかでも小さく軽いX halfは気さくな相棒になってくれると思っている。
こんど新たに発売されるX-E5については、いまのところ購入の予定は無い。X-EシリーズはX-E1とX-E3という、これまたお気に入りの愛機があるので、それこそこの2台の出番が減って怒られる笑。X-T50もあるし、X-ProシリーズやX-T5が壊れて使えなくなったら、その時は考えるかもだけど、その頃にはまたFUJIFILMのラインナップもいろいろ変わってそうだが。



まあでも、冷静に考えると、カメラはニ、三台もあれば本当は十分で、あとはレンズがいくつか種類があれば大抵のシーンは困らないだろう。なにより、使い込む機材が少ないほど、その機材を目をつぶってでも操れる感覚が深まる。僕もそうありたいと思うが、なかなか機材が減らない笑
今年の年頭の抱負、「カメラは増やさない。レンズとアクセサリーは時と場合による」という原点にそろそろ帰らねばならないだろうか。趣味とは楽しくて、なかなか難解だ笑