きょうも撮ってるだろうか。あいかわらず街は元通りになる様子はなく、たぶん人類が過去に味わったことのない生活様式を強いられている。強いられてるは言い過ぎか。これもまた歴史の中の運命的一頁なのかもしれない。
その街の中はというと、まず人通りが少ない。以前の緊急事態宣言時と比べるとそこまで静まり返ってはいないけど、でもところどころ印象が違う。看板なんかもそうかな。リアルな買い物が必要な小売店なんかは必死だから、いろいろ創意工夫して営業してるから、その「声」であり「叫び」のようなね。
写真は音は写らないけど、その静かな感じとか人々の叫びみたいなものはどこか奥底に宿るからね。そんないつもとは少し違う街を記憶に留めておくことは何かしら必要な気がする。いまは記憶でよくても、やがて数十年経った時には記録として見返したくなるかもしれないしね。
何に役に立つかは分からないし、役に立つために撮ってるわけでもないけど、でも写真は記憶の記録だから、もしかしたらどこかの誰かのためになるかもしれないしね。それでいて撮ってるじぶんもシャッターの感触が心地いい。まるで筋トレのような爽快さ。さ、街を撮ろう。好きなカメラを鞄に忍ばせて、「いま」を撮ろう。
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