きのうのブログでズミクロン 90mm 第二世代を手に入れたことを書いたけど、きょうはひとまず辺りを試し撮り散歩してみたんで、なんとなくその描写特性みたいなものを感じとってもらえたらと思う。
カメラはデジタルのLeica M8。レンズはM8だとフルサイズ換算で約120mmになる。開放だとかなり被写界深度が浅いんで、きょうは絞りはf4〜f8あたりをメインに撮ってみることにした。
レンズを装着した姿はかなり大ぶりで重量級に見えるが、実際に持ち出して撮り歩いた感覚としては、見た目ほどはヘビーな感じはしない。(下の写真は内蔵フードを引き出しているので、さらに長く見える状態)
ピントはまあ「だいたい」である。ブライトフレームの枠のサイズはかなり小さくなるから、ライブビューではなく素通しのガラスのレンジファインダーで撮ろうと思うと、そこだけは注意が必要だけど、僕はまったく気にはならない。むしろ、その適度な曖昧さも心地いい。
描写特性については僕には詳細を語る知識も腕もないので、いつもの通り、これらの写真を見てそれぞれで感じとってもらえたらと思う。
操作感について一点だけ付け加えておくと、最短接写は他のライツのレンズ同様1mだけど、そこから2mとか3mに距離を合わせるのにかなり距離リングを回すことになる。使っていて、そこだけが最初は少しグリグリしてたけど、使っていれば全然慣れるので問題はない。
と、ざっと試し撮り初日の写真たちをいろいろ貼り付けてみた。M型ライカは「寄れないカメラとレンズ」のシステムだけど、クローズアップ気味に撮るなら中望遠レンズはなかなか新鮮で楽しいと思う。
内蔵フードを収めるとけっこうコンパクトな塊感があって、僕はもうこのフォルムに惚れてこのレンズを手にしたと言っていい。写りも気持ちいいけど、とにかくこのレンズを装着して持ち出すと気分がノル。それがいちばんの性能だと思う。
というわけで、久しぶりのライツの中望遠の世界を思い出しながら撮り歩いた秋の連休初日。休みのうちにもう少し集中して撮って、まずはその癖を掴み取りたい。
★今日の注目注目商品をチェック!