たとえばこのPENTAX K100Dなんかは、中古カメラ屋で見かけたら一万円しない値段とかで売ってるんじゃないかな。僕は数年前、たしかそんな安値で手に入れたと思う。
購入の決め手はCCDセンサー機ということ。そう言うとなんとなく年代も分かってもらえるんじゃないかと思う。とはいえ、これがびっくりするくらいいまでも普通に使える。いや、素晴らしいよね。
このボディにマニュアルフォーカス時代のsmc PENTAX-Mのレンズを装着すると、脳があの頃へタイムスリップするような感覚があって、それが実に少年心に帰るようでニヤニヤ楽しい。趣味として、こんな有意義な時間はないだろう。
CCD機といえば、Nikonのカメラも何台か持っている。ビギナー向けにも優秀なD70、本格ハイアマチュア機のD200、あとNikon最後のCCD機だったD3000。このあたりのカメラは、愚直なNikonらしさを堪能できるという点でも使っていてワクワクする。
Nikonはもう少し新しいところで(いや、古いんだけどね笑)Nikon D750やDfもいまだに所有して使っている。このへんはとにかく思い入れが強くて、僕をカメラと写真の道へ導いてくれたような存在なので、使うと初心に帰るみたいなところがある。
あとシブいところでいうと、CanonのD60とかSONY α100、SIGMA SD15とかね。もう「懐かしい!」という人がけっこういるんじゃないかと思う。フィルム機からデジタル一眼レフへと時代が変わった頃のカメラだけど、これがまたいまでも普通に撮影できる。
カメラなんだけど、タイムマシンだな笑。いや、男子はこういうちょっと昔のガチャガチャしたメカが好きでしょ。しかも、このへんのカメラはほんと、どうかしたら数千円で見つけられたりする。レンズもそんなもんだから、遊び道具としてはもう最高。
僕はいまでこそミラーレス機も使ってるけど、なんというのかな、写真という懐かしさを紡いでいく撮影行為においては、古い機材でシャッター切るのはなんともいえない味があるのだ。ハイテク性能なんかまったく必要としない、フィルムカメラと同じような写真機の感覚。
ボディもだけど、ちょっと古いレンズたちがいいんだよな。作りは決してダメじゃない当時の工芸品のようなレンズだちだからね。値段は安いけど、そういうレンズとカメラで、現代のカメラが写す描写を凌駕するような写真を撮るなんて、これ以上カッコいいことはない。
古い車で最新の車をぶっちぎるような、あの漫画のような世界。これを痛快と言わず何を痛快というのか笑。
さて、明日からまた週末。なんてことない光景もカメラがあればちょっと実験と科学のようなひとときが楽しめる。そのまえにちょっと中古カメラ屋なんぞ訪れて、いい遊び道具を物色するのもオツなもんです。
というわけで、あの頃のカメラやレンズと、少年の心に帰るよい週末を!
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