僕の場合、街中でのスナップは大抵、24mmか28mmの広角、または50mm付近の標準域が多いんだけど、ズームコンパクトのLumix LX100 IIは広角24mmから中望遠75mmまでズームが楽しめるんで、いまは試しにと積極的に75mmで撮っている。
中望遠でスナップするのは何も初めてではなく、50mmレンズをAPS-Cにつけると中望遠域になるんで、以前もFUJIFILM X-E2にロシアンレンズJupiter-8 50mm f2をつけて撮っていた。
あと、写真家の林ナツミさんが85mmのレンズで撮影したスナップ写真をInstagramにあげられていて、その当時も中望遠域に魅せられてマイクロフォーサーズにパンケーキズームをつけて撮ったりもしていた。
中望遠ってストリートスナップするには「狭い」ともいえるけど、逆にいえば密度があるというか、人間の目とは少し異なる世界が垣間見えて新鮮だったりする。
で、Lumix LX100 IIがいいのは、朝から中望遠レンズで決め打ちすることなく、思いついたその場で中望遠にまなざしをチェンジできるところ。
ズームコンパクトだから、いわば24mm、35mm、50mm、75mmと4本のレンズを持ち歩いているようなもの。しかも、あのコンパクトなボディの中にである。これは実は想像以上に魅力的だ。
そう、スナップの場合、撮りたいモノは突如として目の前に現れる。しかも、機動力を生かすならカメラはできるだけコンパクトなほうがいい。
そんな状況下でサクッと広角から中望遠に切り替えてシャッターが切れるというのは、例えばRICOH GRなんかには無い特徴的な魅力だったりするわけだ。
まだあまり街中を自由に徘徊できる雰囲気でもないんで、シャッターを切る量はどうしても限られるんだけど、夏から秋頃には出張なんかも普通にできるようになることを祈って、その時はこれひとつでズーム万能なスナップをいっそう楽しみたいなと。
中望遠はちょっと量を撮らないと、まだまだ感覚的には未知数だからね。