FUJIFILM GFX50SII, FA 77mm f1.8 Limitedこうして細身のレンズを装着してみると、GFX50SIIはボディそのものもかなりコンパクトに作られていることが分かる。「軽い」とは言わないけど、中判デジタルとしては見た目ほど「重くない」のだ。
実際に手にしてみると、日に日にGFXの世界にハマっていて、これはもう「後戻りできない世界」に足を踏み入れた、という感覚がある。いいことかどうかは分からないけど。
レンズキットのGF35-70mmの軽量コンパクトさとその端正な写りにも驚嘆したが、ちなみにと装着してみたMFレンズ「smc PENTAX FA 77mm f1.8 Limited」との散歩のひとときもたまらない。
FUJIFILM GFX50SII, smc FA 77mm f1.8 LimitedGFXの明るい単焦点レンズは高価だから…と思ったいたが、この35mm判の明るいレンズでも楽しめるなら、まさに言うことない。ケラれることもないし、周辺減光はむしろ好物なので、ほんと「ありがとうGFX」という感じ。こんなことを想定していたのか、ペンタックスのイメージサークルの確保？も素敵だ笑。
もしGFXの購入を検討している人がいるとしたら、そう、あの頃の「中判の写真機」をイメージしてであれば、その期待を裏切ることはないのではないかと思う。つまり、おすすめだということ。
フィルムの中判カメラは連写をするようなカメラではなかったでしょ。あの感覚でデジタルでも中判らしさを楽しみたいなら、GFXは大いに期待に応えてくれると思う。逆に、スピードや動体性能なんかを求めるなら高性能なフルサイズ機がいいと思う。
FUJIFILM GFX50SII, FA 77mm f1.8 Limited僕の場合はふだんの撮り方からして前者の「写真機派」だから、GFXはハマるわけです。この大きすぎない、重すぎないフォルムで中判らしさを色濃く味わえるのは、ある意味軽い衝撃だから。
近ごろのフジは「らしさ」がなくなったというような声もたまに聞くけど、いやいやそういうことではなく、「写真機のFUJIFILM」はちゃんとここに存在するのである。写真屋らしい描写の妙も備えながら。
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