SIGMA fp レビュー

ファインダーが無くてもなぜか楽しい、SIGMA fpという存在。

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SIGMA fp, TTArtisan AF 75mm f2

まあ、いまどきはファインダーが無いカメラでもまったく問題ないという人も多いから、「ファインダーが無くても楽しい…」云々というのは、僕個人のものさしによるものだ。

僕の場合は、例えば街中で撮る時なんかはファインダーをほぼ覗かずに撮ってる時なんかもあるんだけど、それでもいざという時のためにファインダー有りのカメラを持ち歩いておきたい、という心理がある。

昔はファインダーのないRICOH GRが僕にとってもスナップ撮影の主流だったのだけど、それがFUJIFILM X-Eシリーズになり、X100シリーズになり、SONY RX100 M3になり…みたいに変化してきたんで、やはり心の中でファインダーのあるコンパクト機を求めてるんだと思う。

SIGMA fp, TTArtisan AF 75mm f2
SIGMA fp, TTArtisan AF 75mm f2
SIGMA fp, TTArtisan AF 75mm f2

そんなファインダー好きの僕なんだけど、このSIGMA fpだけはファインダーが無くてもあまり気にならないというか、ファインダーが無い故の撮り方を楽しんでるというか、ストリートフォトじゃない日々の散歩カメラとしてもすっかり常用ラインナップのひとつになっている。

理由は定かじゃない笑。まあ、たぶん、その小粋なコンパクトさであのフルサイズらしい濃厚な描写が得られるということが大きいのだとは思うけど、やっぱりそのキャラクターへの愛おしさなのかなあ。

SIGMA fp, 45mm f2.8 DG DN
SIGMA fp, 45mm f2.8 DG DN
SIGMA fp, 45mm f2.8 DG DN
SIGMA fp, 45mm f2.8 DG DN

最近はSigma BFが話題だけど、このSIGMA fpもプロダクトの作り込みの凄みという点では、いまだにかなりの水準であることを、日々触る各部の仕上げの凄さなんかで感じる。金属の塊としての心地よさとか、いちいちパーツの感触が見事であるとかね。

写真の描写も素晴らしいけど、そこにこのキャラクターが加わることで、やはり唯一無二の世界を形成している。いやあ、素晴らしいと思うよ、SIGMAさん。

SIGMA fp, 45mm f2.8 DG DN

それでいて価格もいまとなっては他製品と比べて手頃だし、カメラを始めるとか、フルサイズを始めるなんて人には、恰好の推しアイテムのひとつになってるんじゃないかと思う。意外とSigma BFに惹かれていろいろ調べてたら、あれ?SIGMA fpがなんかいいじゃん!みたいになったりだとか。

それは、SIGMAのレンズの良さにたどり着くというのもあるだろうね。やはり、基本はレンズ屋だからね。その描写力とこだわり、あのそれこそ金属の塊感や絞りリングを始めとする造形のクールさに気づき始めると、BFよりむしろ本格的にカメラ撮影を楽しめそうなfpまでもが魅力的に思えてくる。どうだろう。

SIGMA fp, 45mm f2.8 DG DN

ファインダーの有無にこだわらなければ、それこそ普段撮りからストリートフォトまで、これ一台でフレキシブルに振りまわせる。フルサイズ機をこれだけ振りまわせるというのは、道具としてもちょっとカッコいい。

夏を前に、こういう身軽なカメラ、アリじゃないかな。




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