カメラへの思い

目をつぶっても操作できるくらいのカメラを。

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PENTAX K-3 Mark III, DA 35/2.8 Macro Limited

カメラやレンズというのは、いくつ揃えても「次のもの」が欲しくなる不思議なもので、それが「沼」と言われる所以なわけだけど、一方で「最終的には少数精鋭のものだけに絞りたいな」という願望もある。

以下は先日、Threadsにポストした内容だ。(僕は懲りずに新SNSの行く末を見守って日々それとなくポストしている)

たくさんのカメラを使い回して楽しむことは気分転換にはなるのだけど、カメラをチェンジする毎に使用感がそれぞれ変わるので、なかなかカメラが体の一部になり得ないというデメリット?もある。

過去に一年間、GRしか使っていなかった時期があるんだけど、考えてみるとその頃が最も「目をつぶってでもカメラを操作できる」という時期であった。

たまに「カメラをかぎりなく減らそうか」と頭によぎるのは、少数精鋭のカメラとレンズで深掘り(それこそ、カメラとレンズが体の一部になるような感覚)したいと考えるから。人生は長いようで短い。カメラ好きには、なかなか悩ましいテーマ(笑)

要は、使用しているカメラやレンズが多過ぎると気分転換にはなるけど、ひとつの機材を使い込んで「目をつぶってでも使いこなせる手足」のようにはなかなかならない、という話である。

まあこれは僕の場合なので、多数の機材を自由自在に操れる強者みたいな人もいるとは思うけど、趣味のカメラの時間でその境地まで辿り着くのはなかなか至難の業だ。

僕は過去にRICOH GRだけで一年間過ごしたことがあって、考えてみるとその時期がいちばん「目をつぶってでもカメラを使いこなせる」という状態だったと思う。それは当然、いい写真(じぶんにとって好きな写真)を生み出す確度も上げてくれる。

Leica M8, Summicron 50/2 1st

カメラやレンズが増えるのは、物欲というより「試したい欲」だったりするから、好奇心に素直に乗っかってみるのは人生の広がり的にもいいことであるけど、「人生に深みを」という観点でいえば、「これが僕だ」と言い切れる少数の機材を深掘りするのも素晴らしい。

新しい機材が欲しいと思い浮かんだら、まずは今使っている機材をとことん深掘りしてみたのか?と自問自答してみると、いい意味で立ち止まって安全ブレーキにもなるかもしれない笑。

人生は長いようで短い。時間は意外と無限ではない。限られた時間をどの「これが僕だ」と言える機材と過ごすのか。そういうことを突き詰めて考えみるのもまた、おもしろいと思う。

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