この写真で使っているカメラは現行ボディのFUJIFILM X-E4だけど、この週末はオールドデジカメと呼んでいいFUJIFILM X-Pro1にもJupiter-8をつけて撮ってみようと思うので、このブログは安いオールドデジカメと安いオールドレンズの話ということで。
昨日や一昨日のブログにも書いたけど、何年かぶりにロシアンレンズのJupiter-8を買い戻して、ひとまずX-E4に装着して試し撮りを楽しんでいる。
試し撮りというよりは、以前このレンズとX-E2で撮っていた時の感触とかレンズの癖を思い出している、という感覚かな。
その感想としては、とにかく楽しい笑い。再購入したことを歓ばずにはいられない満足感がジワジワと心の奥底から芽生える感じ、いやアノ感覚が目を覚ますという感じかな。
そう、僕が初めてミラーレスカメラでオールドレンズ遊び的な体験を始めた頃の、ちょっとやんちゃな遊び心を再び取り戻すような感覚なのである。
僕の経験的には、厳密にいうと最初に手を伸ばしたオールドレンズはM42マウントのものなんだけど、オールドレンズでストリートを撮りたいという気持ちが強かったゆで、その後X-E4とこのJupiter-8やインダスターといったレンジファインダー用のコンパクトなオールドレンズたちにハマっていった。
そしてその後、ライカのM型デジタルにライツのオールドレンズを合わせて楽しんだりもしてたんだけど、ライツのレンズたちはやっぱり高価なんだよね。僕が当初オールドレンズを始めた頃の「やんちゃ」な感じとはちょっと異なる。
もちろん希少価値的な意味とかオーバークオリティな意味で高価なオールドレンズも感動するものがあるんだけど、なんというかちょっと道楽感があって、やんちゃな感じとは少し異なる。
僕にとってオールドレンズとは、もう少しラフで子どもの頃のブリキのおもちゃ的な楽しさがあってほしいのかな。
特に大切に扱うわけでもなく、ガチャガチャに扱える感覚で向き合いたいという思いがどこかあるんだろな。
それはたぶん、童心に帰るみたいなちょっと「少年の気持ち」みたいなもんだと思っていて、そういう感覚は若い人にこそ体験してほしいと思っていてね。
とはいえ、若い頃っていのはそれほど趣味に潤沢な予算をかけられもしない。
だから、安いオールドレンズに安いオールドデジカメのボディを見つけてきて、楽しんじゃうのが心も解放されて絶対楽しいよ!と思うんだなあ。
絵でいえば、精巧な絵画というよりは落書きを楽しむ感じ。
道具はあくまで道具で、そんなところにお金をかけるんじゃなくて、じぶんが天真爛漫にフリーハンドで完成にまかせて落書きする、あの集中力というか夢中になる感じ。
大人になると、なんとなくそういう感覚をどこかに忘れてしまうから、大人のひとこそそういう感性を大切にしたいなと感じるのは僕だけだろうか。
Jupiter-8なんかは飲み会をニ、三回やり過ごせば買える値段だし、オールドデジカメも根気強く探せばニ、三万で手に入ると思うんで、それで落書きしまくれることを考えたら、これはけっこう儲けもん的な歓びがある。
フィルム価格もちょっと高価になってきたんで、僕はアノ頃に帰る遊び方としては、オールドデジカメとオールドレンズの組み合わせは最強だと思うんだけど、どうだろう。
僕は再び、そんな空間に舞い込もうと考えている。
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