どうだろう?と書きながら、要は僕がそうしたいと考えてるということなんだけどね笑。だって、ようやくここ一週間くらいで秋らしくなってきたからね。汗も滴らず、風も心地よいとなれば、少し大きく重いカメラも苦にならないというわけだ。
実際、秋の太陽光線が照らす大地は、光学ファインダーでのぞいたほうが断然美しい。どんなにEVFが高精細に進化したとしても、本当のアナログ感にはなかなか敵わない。趣味のカメラとしては、むしろ一昔前の一眼レフ機のほうが向いてるのでは、と思う所以だ。
このCanon EOS 1D Mark IIIなんかも、実に心地いい。それもそのはずで、十数年前のモデルといってもフラッグシップ機だからね。五感に作用するカメラとしての官能さとその突き抜け具合は、いまも健在だ。そんなかつてのモンスター機たちが、いま趣味の範囲の予算で楽しめるのだから、こんな幸せなこともない。
同じ感覚だいえば、このNikon D3Sも最高だ。EOS 1Dよりさらに研ぎ澄まされたようなナイフのような斬れ味が脳と体に響き渡る。僕はこの二台の往年のフラッグシップ機を動かした時に、本当に大袈裟ではなく、それまで味わったことのない衝撃を受けた。これはヤバい類のヤツだってね。
こういう機材と対峙すると、否応なしにハートにスイッチが入る。どういう過酷な状況を考えて、こんなメカの世界観へとたどり着いたのかとか、思わず妄想してしまう。素人には間違いなく無縁であろうそのとんでもない性能の塊を、写真機としてならいま僕らアマチュアの趣味人でも体感できるのだ。素晴らしい。
昨日のブログにも書いたのだけど、往年のフィルムカメラもおもしろいけど、少し古いデジカメもまた、独特のノスタルジック感やヴィンテージ感があって、2024なんというハイテク時代にある種、エモーショナルなショックを与えてくれて痛快だ。
日々、ミラーレス機づけの毎日のひとが大半だと思うけど、その束の間のひとときに、ちょっと懐かしい一眼レフと辺りを徘徊してみるというのも、なかなかオツだと思う。懐古主義ということはひと味違う、情緒的感性のチューニングみたいなものかな。おすすめです。
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