PR

アストロリの新作パンケーキレンズ、AstrHori AF 27mm f2.8の軽さと描写にただただ驚く。

アフィリエイト広告を利用しています
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm f2.8 Zマウント

金曜日に先行販売が開始されたアストロリの新作レンズ、AstrHori AF 27mm f2.8 Zマウントを試写用に2nd focusさんから送っていただいたので、早速、この週末に少し試し撮りをしてみた。その様子や第一印象などを紹介したいと思う。

アストロリ〈AstrHori〉は岩石星という中国深圳から生まれた新興ブランドで、ここ数年、次々と挑戦的なレンズを世に送り出している注目ブランド。実際、僕はAstrHori製のレンズをこれまでもいくつか体験してきたけど、その進化と成熟ぶりは著しい。

もともとはマニュアルフォーカスのレンズを主に送り出してきたけど、ここ最近のトレンドはオートフォーカスレンズで、こんどのAFパンケーキレンズでその洗練ぶりはひとつ極まったかなと思う。それほどまでに良くてきた仕上がりというのが、率直な第一印象だ。

Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8

APS-C用のAF 27mm f2.8という焦点距離タイプは人気の激戦区で、もともとの富士フイルム純正のフジノンXF 27mm f2.8がピントリング付きで改良されて以降、中国製レンズ各社から次々とサードパーティ製レンズが出揃ったが、このAstrHori製はその最後発で「満を持して出てきた」という印象。

最後発だけあって、そのビルドクオリティの仕上げの質感や軽量化、そして描写性能のどれをとっても、AstrHoriの最新作としての出来の良さが明らかに伝わってくる。もはや、AFレンズも「普通に優秀」という印象だ。それでいて、価格は2万円ちょっとと同カテゴリーのレンズ群のなかでは最安値だろう。なかなかの驚愕っぷりである。

Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8

Nikon Zfcに装着すると、まずその軽さに驚く。おそらく首から長時間ぶら下げても苦にならないほどの軽さで、パンケーキと銘打つその薄さと相まって、日常スナップ用レンズとしては「極まったな」という感想を抱く。これは、おそらく手にした人のほとんどが驚くレベルだろう。

そのデザインも秀逸だ。大きなZマウント径に合わせて、レンズの根本がなだらかに膨らんだデザインになっていて、それがしなやかなアストリートの筋肉質のようで実にカッコいい。ローレット部は、AstrHoriのブランドアイデンティティでもある格子状仕上げで、これもちょっとワイルド感があって艶かしい。

Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8

APS-C機に装着すると、フルサイズ換算では約40mmほどの画角となり、これが昨今の「40mm人気」にも裏打ちされて実にスナップに心地いい。TTArtisan製と比べるとピントリングは省略されているが、開放f2.8固定のままでほぼほぼ撮れてしまうから、実用面ではまったく問題ない。その分デザインはミニマルで精悍だ。

描写は、いかにも最新レンズらしく、一言でいえば、どんなふうに撮っても本当によく写る。開放f2.8という、ちょっと抑えの効いた明るさは必要以上にボケ過ぎず、まさに目の前の光景を日常目線で切り取って写し出してくれる。光学性能が優秀なのか、逆光気味でもフレアやゴーストもほぼ気にならない。30cmまで寄れるので、それも日常スナップ機としてはとても使いやすいだろう。

Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8

AF性能も、新作ごとに熟成されている印象で、純正と比べるとたしかに精度は劣ると思うけど、それもあえて純正と比べればであって、このレンズだけを使っている分にはなんらストレスは感じない出来栄えだろう。それで純正よりもかなり安い価格で手に入れられるのだから、やはりAstrHoriのアプローチは見事というしかない。

Nikon Zマウントの純正レンズでいえば、フルサイズ対応のNikkor Z 28mm f2.8が存在するけど、僕なんかもそのレンズは所有していないので、そういう人にはこのAstrHori AF 27mm f2.8は、APS-C用のパンケーキレンズとしては一本持っていて損はないと思う。というか、これで十分すぎるくらい日常スナップのあらゆるシーンを楽しめるだろう。

Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8
Nikon Zfc, AstrHori AF 27mm F2.8

今後は他のマウントも出てきそうだけど、Zマウント用はフランジバックが最小ゆえにZマウント用が必須なので、このZマウント用が唯一の選択肢になる。マウントアダプターを介さないフォルムがいいし、根本がラウンドしたZマウント専用デザインは独特のカッコ良さがあるから、Zマウントユーザーには「買い」だと思う。

それにしても、中国製レンズの日進月歩の進化はめざましいものがある。AFレンズもついにこのレベルまで極まってきたから、この先はさらにどこまで進化するのかもとても興味深い。その進化の目撃者という意味でも、一度、最近のAstrHoriを体験してみてはどうだろう。このクオリティは、なかなか軽い衝撃を覚えると思う。

◎瞳認識AFにも対応しているので、ポートレイト撮影に使いたい人も手軽に手に入れられる、万能なパンケーキスタイルの日常スナップAFレンズ。詳しいスペックは2ndfocusさんの公式HPでチェックを。

◎Amazonショップが在庫切れの際は、2ndfocusさんの公式ストアサイトの在庫もチェックを。

関連記事