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これは軽い衝撃だった。XマウントレンズをZマウント機で使える電子変換〈XTZアダプター〉。

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Nikon Z fc, SHOTEN XTZ, XF 35mm f1.4 R

ここのところNikon ZfとZfcに装着するレンズをいろいろ考えていたんだけど、そんななかでいろいろ調べていると、FUJIFILMのXマウント用レンズをZマウントに変換できるアダプターがあることを知る。それが、このSHOTEN XTZアダプターである。

SNSで「このアダプターがちょっと気になっている」とつぶやいていたところ、製造販売されているおなじみ焦点工房さんから「試してみませんか」と、XTZアダプターを送っていただいたので、きょうはその最初の印象などを少し紹介したいと思う。

それにしても、このXTZアダプターは忖度なく画期的だ。Nikonは長年愛してきたカメラだし、FUJIFILMのフジノンレンズは僕がいま最も常用している相棒的レンズ。この二つを融合して使えるのである。これは個人的にはかなり感慨深いこと。

焦点工房 SHOTEN XTZ 電子変換アダプター
焦点工房 SHOTEN XTZ 電子変換アダプター
焦点工房 SHOTEN XTZ 電子変換アダプター

そして、技術的にも画期的だと感じるのは、その薄さのなかに電子接点を組み込み、フジノンレンズのAFと絞りリングが使えること。加えて、手ぶれ補正なども反映され、EXIFデータも記憶されるという、かなり高機能な仕様なのだ。

カメラユーザーのなかで、どれほどの数の人たちがXマウント→Zマウントの変換アダプターを望んでるかは分からないけど、焦点工房さんはユーザーにとってのその「夢の共演」を実現するために、この薄さでこれだけの性能を施してオリジナル製品を作り上げた。これはカメラ好き、レンズ好きじゃないとちょっとできない芸当だろう。

NikonはZマウント導入にあたり、国内ミラーレス機では最も短いフランジバックの大口径マウントを採用してきたから、物理的にはアダプターを介せば他のミラーレスブランドのレンズがほぼ装着可能となる。

XTZアダプター 装着イメージ
XTZアダプター。とにかく薄く、ほぼ目立たない。

しかし、実はその次にショートフランジバックなのがXマウントで、アダプターを作るにしてもかなり薄いモノが求められる。その薄さの中に電子変換性能を盛り込んできたわけだから、これはなかなかの事件。個人的には軽い衝撃レベルだ。

詳しくは、この先試し撮りを継続して進めて、また随時ブログで紹介したいと思うけど、きょうは数は多くないけど試し撮りしてみたので、その写真も少し貼っておきたいと思う。

ボディはNikon Zfc、レンズは純正フジノンの神レンズと言われるXF 35mm f1.4 Rだ。APS-Cだと35mm判換算で50mmちょっとの標準画角となる。フルサイズのZfにも装着可能だけど、その場合はクロップしてDXモードで使用することになる。

Nikon Z fc, SHOTEN XTZ, XF 35mm f1.4 R
Nikon Z fc, SHOTEN XTZ, XF 35mm f1.4 R

気になるAFスピードだけど、多少遅くはなるけど写真機として使用する分にはまったく問題なく使えるレベルに仕上がっていると思う。もちろん絞りリングも反映された。つまり、普通に使えるのである。いや、使えるために製作されたモノなわけだけど、この当たり前に使えることに再び感激する。

で、Nikonのピクチャーコントロールを「風景」にセットして、XF 35mm f1.4 Rを開放付近で撮ってみたわけだけど、いやあ、EVFの中の光景にもシビれるし、シャッターを切って背面モニターに現れる画像を見ても、ちょっと「お!」となる。あのフジノンの世界がNikonの色で出てくる新鮮さがなかなかたまらない。

その使い心地の違和感の無さも含めて、いやあ焦点工房さん、すごいアダプターを作ったなと思った。これはお世辞でもなんでもなく、ひとりのNikon好き、FUJIFILM好きの写真愛好家が感じる「賞賛」である。

Nikon Z fc, SHOTEN XTZ, XF 35mm f1.4 R
Nikon Z fc, SHOTEN XTZ, XF 35mm f1.4 R
Nikon Z fc, SHOTEN XTZ, XF 35mm f1.4 R
Nikon Z fc, SHOTEN XTZ, XF 35mm f1.4 R
Nikon Z fc, SHOTEN XTZ, XF 35mm f1.4 R

これは、しばらくいろんなフジノンレンズを装着して、その動作性能などを確かめていきたい。そして、それこそ焦点工房さんが扱う中国製レンズなどもAF含めて使えそうだから、こちらも手持ちのレンズでおいおい試していきたい。

そう考えると、Nikon ZfとZfcのレンズバリエーションが飛躍的に増大することになる。しかもAFが機能するという使い勝手の良さで。僕と同じように、Nikon Zマウント機に所有のXマウントレンズを兼用して使ってみたい、という人には、ブログの続編などがまた参考になれば幸いだ。

SNSのほうにも随時、その使い心地や撮影した写真をポストしていくので、そちらもこのXTZアダプターが気になってる人のなにかしらの参考になれば僕もうれしい。

というわけで、今夜はまずは、SHOTEN XTZアダプターと対面した初日のファーストインプレッションということで少し書き残してみた。なにはともあれ、この夢の共演を製品化して僕らに楽しみを提供してくれた焦点工房さんに「GJ!」と賞賛を送りたい。

僕らの趣味のカメラの世界を楽しくしてくれるそのさまざま試みに、本当に期待したいし、さらに注目していきたい。

◎付属品としてレンズのファームウェアの更新に対応できる電子キャップも付いている。このあたりの細やかさも使用するうえで安心できるポイントだろう。

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