まあ、そんな大袈裟な話ではないのだけど。実はたまたま立ち寄った家電量販店で、SONYのコンデジであるRX100 M3の新品を見かけて、ファインダーを搭載した写真機としての名機だし、一度体験してみてもいいんじゃないかとと二日間ほど購入を検討していたのである。
がしかし、結論から言うと我が家にあるコンデジたちで十分だなと思い至り、RX100 M3の購入は見送ることに。「ファインダーのあるコンデジなら、僕にはFUJIFILM X10があるぞ」と我にかえり、帰宅してから充電を開始したのである。
このX10、実は知る人ぞ知る光学ファインダーを備えたズームコンデジなのだ。ん?どういう製品なの?という人は、僕が以前書いた以下の記事を見てもらえればと思う。(作例的写真もこちらをどうぞ)
タイトルの写真はレンズを最大に引き出し、格納式のフラッシュを出した様子だけど、ふだんはそのへんをすべて格納して、実に軽量コンパクトに持ち歩ける。
しかも、ご覧の通り、デザインとその佇まいも実に写真機らしくて、カッコいいのである。こういうコンデジを富士フイルムさんにはぜひ再びラインナップしてほしいけど、現代だとなかなか高価になっちゃうのかな。
発売は2011年なんでデジカメとしてなかなかの年代物ともいえるけど、動画や高度なAF性能なんかを過度に求めなければ、写真機としてはいまでも十分楽しめる。そのあたりの作りは、いかにも富士フイルムらしい仕上げの素晴らしさだろう。
昔は中古価格もとても安かったけど、いまはこのX10も他のフジ機同様にジワジワと高騰している印象がある。いまになってその価値が認められたようで、恐るべしフジのミラーレス、といったところである。
高級コンデジと言われるX100VIはハイブリッドビューファインダーを積んでいて、コンデジと呼ぶには少し大きく本格的だから、ザ・コンデジという意味ではX10の軽量コンパクトさが際立つ。
オールドコンデジというチョイス的にはRICOH GR Digitalなんかもおすすめだけど、X10はいちおうファインダーがあるからね。
しかもフイルムカメラを愛する人なら気分が上がる光学ファインダー付き。もちろん背面モニターを見ながらも撮影できるので、一粒で二度おいしい的な貴重な一台。運良くカメラ屋で見かけたら、ぜひ一度、そのライトな写真機の「萌え」な感じを体感してみてほしい。
というわけで、僕はきょう、このFUJIFILM X10の良さを再確認したのである。まだまだしばらくはこのザ・コンデジと暮らしていくのがいいかなって。
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