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軽量コンパクトな新AFレンズ〈VILTROX AF 35mm f1.7〉をNikon Z fcで試し撮りしてみた。

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Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7

きょうは、PERGEAR JAPANさんから送っていただいた軽量コンパクトな新レンズ〈VILTROX AF 35mm f1.7〉を試し撮りしてみた感想などを書いてみたいと思う。

このレンズはAPS-C用に設計されたもので、マウントは富士フイルムXマウント、ソニーEマウント、ニコンZマウントの3種類から選べる。僕が今回送っていただいたのはZマウント用だったので、所有のNikon Z fcに装着して辺りを撮ってみた。

まず、このレンズの魅力はそのサイズとデザインの質感の良さにある。APS-Cの35mmの明るい単焦点レンズは、35mm判換算で50mmちょっとの画角という、まさに標準レンズの激戦区。小ぶりはAPS-Cボディに合わせて軽量コンパクトな製品が凌ぎを削っているが、このVILTROXの新AFレンズを実にモノとしての仕上がりが良い。

Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7
Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7
Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7
Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7
Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7
Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7

重量はわすが180g(Xマウント/Eマウントは170g)しかない。鏡筒はプラベースだと思うが、これがマットな仕上げで実に品があってなかなかカッコいい。フードをつけるとある程度長くなるが、このフードのデザインがまたクールなので、フードありでも見た目が損なわれることはまったくない。

AF精度についても、普段使いする場面においては純正と比べてサードパーティゆえの違和感を感じることはまずないだろう。というのも、いまでこそ中国製レンズはAFタイプが増えてきたが、VILTROXはそれよりもかなり以前から先駆け的にAFレンズを意欲的に発表していたイメージがある。

Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7
Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7
Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7
Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7
Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7
Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7

そのVILTROXだけに、今回のAF 35mm f1.7のAF精度の品質も、まさに成熟の域にあると個人的には感じた。それこそNikon Z fcが発表された時にVILTROX AF 56mmをお借りして使っていたが、そこから3年、当然ながら実用シーンの中で成熟さを増してきたという感じがいかにも伝わってくるのである。

絞り開放値は他社製品がf1.8がスタンダードなのに対して、この新型レンズはf1.7とわずかにではあるが明るく設計されている。最短撮影距離も33cmと十分寄れるのでボケが手軽に楽しめるのもうれしいところ。被写体認識AFも追従してくれるので、標準レンズとして万能的な一本といっていいだろう。

Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7
Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7
Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7
Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7
Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7
Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7

これだけバランスが整っている標準レンズが2万円台だというのが、なによりうれしいポイント。僕の場合は、単にコスパだけじゃなく、カメラと合わせたデザイン性を重視してカメラとレンズをふだんから楽しんでいるが、このVILTROX AF 35mm f1.7はとにかくデザインの良さがいちばんしっくりきている。そういう意味で、見た目にこだわる人も満足いく一本じゃないかと思う。

まだまだ試し撮りを始めたばかりだから、作例と言えるほどの写真はないのだけど、その描写やボケの雰囲気が伝わるような写真をいくつか載せておくので、このレンズを検討している人のなにかしらの参考になれば幸いだ。

Nikon Z fc, VILTROX AF 35mm f1.7

しかし、中国製レンズも高価なものも続々と登場しているなかだけど、そうした高価格帯のレンズのみならず、こうした基本の標準レンズの性能がここまで成熟してきていることが個人的には素晴らしいなと感じている。安かろう悪かろうではない、「いいモノが安く手に入る」という、とても好感の持てる進化の軌跡。

なにかとカメラやレンズの価格が高騰するなかで、カメラビギナーにも手軽に手に入れられて、万能的に使えるこうしたレンズが存在することは、なによりも重要なことだと思う。VILTROXの今後の熟成さ、進化にもさらに注目していきたいと思う。

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