数日前から試し撮りをしている新作パンケーキレンズ、AstrHori AF 27mm f2.8がとても気に入って、いまはNikon Zfcを持ち出す時はいつもこのレンズが一緒だ。
作例というほどではないけど、撮り始めの感想も含めでカラーのスナップ写真は先日のブログに載せているので、興味のある人はご覧いただけたらと思う。
で、きょうはその後に撮り始めたモノクロームの写真のことを少し書き残しておきたい。というのも、Nikonのモノクロームがこれまたけっこうお気に入りなのである。
Nikon Zfcは、Zfのようにいくつものモノクロームの種類があるわけじゃないんだけど、その唯一のモノクローム撮影モードの描写が実はかなりいいのである。(実は、なんて書くと失礼か。普通に良いです、うん。)
特にコントラストとかをカスタマイズしているわけでもなく、普通のスタンダードな状態で、変えるといえばカラーフィルター効果をイエローにするくらいかな。まあ、極々普通のセッティングだ。
それでも、いかにもモノクロフィルムが好きな僕らのようなユーザーの好みに、強く突き刺さるとでもいえばいいのかな。明暗がある程度つきつつ、暗部もしっかり粘りがあるというか、全体的に立体感が感じやすい。
この描写感覚が、決して大きなボケではないこのAstrHoriの新作パンケーキレンズの立体感の描き方と合うんじゃないかと思ったのだ。で、撮ってると、やっぱりぴったりだった!という印象と言えばいいだろうか。
明るすぎない絞りは、開放でどんどん撮れるし、空を見上げる時なんかはある程度絞るけど、まあその2つの絞りポジションの切り替えくらいでラフに撮り歩ける。そして、なんといってもボディ、レンズ共に軽量コンパクトだから、シャッターが進むのだ。
こういうレンズが一本あると、間違いなく撮影枚数は増える。もちろん、それはいい意味として。フィルムでそんな大量にシャッターを切りまくるわけにはいかないが、そこはやはりデジタル機の恩恵だ。
人気の焦点距離タイプのレンズだけど、そのなかでもおそらく最安値で2万円ちょっとで手に入れられるのだけど、取り扱ってる2ndfocusさんでは年に一度のブラックフライデーでさらに5%OFFになっているようなので、気になる人はいまがチャンスかもしれない。
ひとまずZマウント用のみが先行販売されているので、その他のマウントの人はもう少し待ちかな。でも当然、いくつかの主要マウントタイプは今後出揃ってくると思うので。ここ最近では間違いなく個人的に推しのレンズのひとつ。アストロリ、AFも普通にいいレンズを送り出してきていて、なかなか要注目のブランドだと思う。