きょうは、焦点工房さんから注目の2本の試写用レンズを送っていただいたので、試写はまだこれからなんだけど、2つのレンズのことについてちょっと書いておこうと思う。
両方とも富士フイルムのXマウント用で、僕が最近購入したコンパクト機、FUJIFILM X-T50にぴったりなんじゃないかと思っている。
まず一本目は、つい先日、改良版のMark IIが発表となった新製品、TTArtisan AF 35mm f1.8 IIだ。旧型のMark Iタイプについても過去記事で紹介してるけど、それと比べると、小さく、軽く、しかも寄れるなど、使いやすさがいちだんとブラッシュアップされている。
なんといっても小型軽量化されたのが特徴で、リリース写真のようになかなかのコンパクト化っぷりで、旧型から短期間でのこの進化にちょっと驚く。最短撮影距離も旧型の60cmから、新型はさらに寄れる40cmまで改良されているという。
レンズ構成も変更されているようなので、Mark IIというよりも新設計レンズと言えるのかもしれない。そのあたり、旧型との比較も含めて試し撮りしてみたい。
そうそう、これだけ進化しているのに、むしろ値段は下げられていて2万円台前半で手に入れることができる。TTArtisanとしても、標準域の新定番レンズにしたいという意気込みが伝わってくる。
そして、2本目は発売後から人気のパンケーキレンズになっているTTArtisan AF 27mm f2.8 Xマウントだ。
このスペックのレンズは、純正のフジノンが絞りリングをプラスして改良版を発売して以降、人気の焦点距離タイプで、サードパーティ製レンズも各社から出揃っているが、TTArtisan製はフジノン同様に〈絞りリング〉がついていることが特徴だろう。
フジユーザーは写真機的な撮影スタイルを好む人が多いので、シャッタースピードダイヤルなどのダイヤルオペレーションと同様に、絞りリングで絞り操作をしたいというニーズが高い。TTArtisan AF 27mm f2.8が人気なのもその証だろう。
このレンズは、カラーリングがいろいろ選べるのも特徴で、ブラック、シルバー、チタンブラック、さらに限定版でオレンジやこのクリスマスにはホワイトバージョンも用意されている。僕が今回装着しているのはチタンブラックで、これが独特の光沢を放ってなかなかクールだ。
サイズ的にはTTArtisan AF 35mm f1.8 IIよりもさらにコンパクトなので、これまたコンパクトボディのX-T50とのマッチングがたのしみ。
世の中的にはFUJIFILM X-M5が登場したり、NikonからもZ50IIが発売されたりと、レンズ交換式のコンパクト機の人気が盛り上がっている感覚がある。そんなボディの軽快さを活かすのが、まさにコンパクトなレンズの真骨頂。しかも、AFレンズのラインナップが拡充中なので、僕もこのカテゴリーには注目したい。
試し撮りした写真や感想はまた後日のブログにて。いやあ、やはり「小さいは正義」、持ち出すのが楽しみである。