X-Proシリーズでガンガンと街撮りスナップしてる人からは、コイツは何を当たり前のことを言ってるんだ!と言われそうだけど、僕の場合はついつい小ぶりなX100VやX-E4を街撮りへ連れ出してしまう。
最近、より小さなX10を手に入れたんで、ますます「小さなカメラ」で撮る楽チンさにハマっていて、FUJI機以外でもLumixやOLYMPUSらのコンデジでストリートスナップすることがほとんどだ。
しかし!考えてみると、X-Pro3ほどストリートスナップの「リズム」が楽しいカメラは無いはず。
撮影直後に背面モニターをいちいち見ることなく、シャッターを切ったら即、次の一歩を踏み出す、あのフィルムカメラのリズムが恋しくて手にしたX-Pro3なのだ。
そんな、ザ・ストリートスナップカメラを街撮りに連れ出すことなく、辺りの散歩や自然を撮っている僕は、このカメラの性能をまだまだ全然引き出せていないと思ったりするのだ。
誤解のないように言っておくと、街撮りに連れ出さなくても十分に楽しいから、ということもある。
僕の場合、デジカメもマニュアルライクに撮ることが好みなんで、その点、X-Pro3は一枚一枚を急かされずにゆっくり撮るのにも向いている。
そんなX-Pro3の包容力みたいなものが心地よくて、一眼レフで散歩カメラする時と同じような感覚で楽しんでいたりするのだ。
ダイヤルをカチカチやりながら撮るのは、やっぱり癒しだったりするし、フィルムシミュレーションを数十枚ごとにフィルムを入れ替えるようにチェンジして撮るのも、またこのうえない癒し。
あれ、なんか「X-Pro3でじっくりゆっくり撮ろう」みたいな話になってるな笑。
まあとにかく、X-Pro3はゆっくり撮るシチュエーションから、リズムよくスピードを楽しむストリートスナップまで、シーンを選ばない万能カメラだったりするのである。
その性能の半分しか使えていないから、もっとストリートにも連れ出してやろうという話である。
フィルムもたしかに高騰してるから、シャッター好きの僕の場合、フィルムカメラだけでスナップ撮ってると間違いなく破産する笑。
その点、X-Pro3なら視覚的なこととは言え、背面小窓でフィルム気分は味わえる。意外とこの効果は侮れないのだ。
X100VやX-E4より重いといっても、他のフルサイズミラーレスや一眼レフに比べればX-Pro3は十分コンパクトなスナップシューターだ。(ストリートなら、レンズはXF18mm f2のほうがいいかな)
ことしはPro3をもっとストリートへ連れ出さなくては!と誓う春なのだ。