僕がふだんPENTAX機に多用するレンズは主にフィルム時代のFA Limitedレンズ三姉妹だが、もうひとつ愛するレンズがある。それが、このsmc FA 50mm f1.4 Classicというレンズだ。
昨年だったかな、虹色フレアと表現したオールドレンズのような特徴的なフレアが撮れやすいレンズとして売り出されたもの。日頃からシングルコートのレンズなど癖のある甘い描写を好む僕は、発売後すぐに購入した。
分かりやすい売りはその虹色フレアで、まあ僕も試しに逆光で撮って楽しんだりはしてるけど、そういつもフレアありきで楽しんでるわけじゃなく、単純にその明るいオールドレンズ的な単焦点レンズとして好んで使っている。(虹色フレアの作例的写真はブログ内検索を)
価格は五万円くらいだったかな。いまやどのレンズも新製品はなかなか高価ななか、比較的手にしやすい価格なのもいい。一眼レフ機はボディ価格も抑えられるが、こうしてレンズ群もコスパがいいから、やはり趣味的カメラとしては抜群の存在だ。
僕は極度のボケ好きだから開放で撮りまくってるけど、メーカー公称的にはF4まで絞るとフレアを抑えて端正な単焦点レンズとしての本来の描写も楽しめるとうたっている。開放で虹色フレアや趣のあるボケを堪能するもよし、絞って精密な描写を楽しむもよし、といったお得な一本だ。
僕は見た目も気に入っている。いかにもシンプルで、PENTAX機の少しヴィンテージ感のあるボディによくハマる。付属でNDフィルターがついてるのだけど、それをつけるとまさに全身真っ黒といういでたちになり、シブい道具感が増す。その姿が見たくて持ち出すようなところもある。
そうそう、明るいオールドレンズ的な、ということでいえば、きょうM42→Kマウント変換のメーカー純正アダプター「マウントアダプターK」をリコーイメージングにて注文した。そう、無論「タクマー」を装着するためだ。
K-3IIIを購入した時に、サードパーティ製のマウントアダプターも一緒に入手はしていたんだけど、ネット記事なんかを見るとアダプターが外せなくなったとかって声もちらほら見かけたので、タクマーは持っているものの、これまでマウントアダプター経由で装着したことはなかった。
でも、ふと装着したくなって、ひとまず安心できるであろう純正アダプターを注文してみたのだ。M42マウントのレンズは以前はもっと持っていたけど、いまはタクマーしか所有していないので、M42マウントのレンズにもこれから再注目していこうと考えたりしている。
というわけで、きょうはペンタックスの明るい単焦点レンズの話ということで。なかなかいいよ、このsmc FA 50mm f1.4 Classic。特段、虹色フレアにこだわらなくても、ちょっとハートを鷲づかみされる楽しさがあるので。
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