PENTAX K-3 Mark III, smc FA 43mm f1.9 Limited

「すべてが絶妙」とは、ちょっとPENTAXファンゆえの饒舌すぎるコメントに聞こえるかもしれないが、本人的には至ってまともである。実際、見た目もサイズも描写も申し分ない出来なのだ。

まず、この金属の輝きがいい。ブラックボディのカメラにシルバーのレンズの組み合わせは、ライカなどであれば似合う組み合わせも多いが、レフ機でここまでしっくりくるのはPENTAXのFA Limitedレンズくらいじゃないだろうか。

しかも、フードをのぞけば恐ろしいくらいの薄さで、それでいて焦点距離43mmの明るいレンズ。僕のはsmcタイプでフィルム時代のものだから、もちろんフルサイズ対応。AFも使えて、絞りリングまであるから、こうして現代のデザイン一眼レフでも普通に使い続けられている。

PENTAX K-3 Mark III, smc FA 43mm f1.9 Limited
PENTAX K-3 Mark III, smc FA 43mm f1.9 Limited
PENTAX K-3 Mark III, smc FA 43mm f1.9 Limited
PENTAX K-3 Mark III, smc FA 43mm f1.9 Limited

なんなら、中判デジタルのFUJIFILM GFXにもたまに装着している。イメージサークルが広く、ほぼ周辺減光も気にならないレベルで、大抵のミラーレスカメラでも使いまわせる。小ぶりで凛々しいデザインは、どのカメラをもクールに見せてくれるのだ。

FA Limitedレンズは、その中途半端な焦点距離の刻みかたもいい。43mm 31mm、77mmと他社ではなかなかお目にかかれない焦点距離が、なにやらメカニカルで男心をくすぐる。もちろん僕はこの三姉妹レンズをすべて揃えている。

僕のはフィルム時代のsmcタイプと書いたが、コーティングなどを現代的に仕上げたHDタイプが現在では流通している。描写の精密さを望むならそちらをチョイスするのもアリだろう。新旧タイプともに値段もそれほど高くないので、これもアマチュア写真愛好家にはうれしいところだ。

きょうはAPS-CのK-3 Mark IIIにつけたので、約66mm相当の画角になる。フルサイズ機での43mm画角と合わせて、異なる画角が楽しめるのもまたいい。ほんと、言うことないレベルの「一本あるとうれしいレンズ」なのだ。

PENTAX K-3 Mark III, smc FA 43mm f1.9 Limited
PENTAX K-3 Mark III, smc FA 43mm f1.9 Limited
PENTAX K-3 Mark III, smc FA 43mm f1.9 Limited
PENTAX K-3 Mark III, smc FA 43mm f1.9 Limited

きょうはカスタムイメージ〈Gold〉で撮ったけど、その他の作例などは過去にもブログで紹介しているので、興味のある人は過去記事などを検索してもらえたらと思う。

撮影の道具というのは、やはり見るからにカッコいいことは、気分をその気にさせる意味で重要だ。このコンパクトさなら、ストリートでも振りまわせるし、登山などに持ち出しても使いやすいだろう。いいレンズは時代を問わず使い続けられる、愛され続けるのである。

来年へ向けたじぶんへのご褒美のクリスマスプレゼントに、一本加えてみるのもいいんじゃないかな。来年どころか、たぶん一生使い続けられるから。間違いなく銘玉のひとつと言っていいだろう。