PENTAX Q-S1

日本光学製 Nikon 35mm-135mm ズームファインダー、という手があった。

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PENTAX Q-S1, Nikon 35-135mm Zoom Finder

いやあ、いいですな、この佇まいも。そう、ファインダーを内蔵していないPENTAX Q-S1でどうしてもファインダーをのぞいてスナップしたくなり、比較的安く外付けファインダーを見つけてきたのだ。

僕はよく知らなかったのだけど、この外付けファインダーは日本光学製(フィルム時代のNikonさんですな)のなんと「ズームファインダー」なる製品。かつてのNikonのレンジファインダー機、S2とかで使うために開発されたものなのかな。

これひとつで35mmから135mmまでさまざまな焦点距離のレンズやフルサイズ換算の画角に対応できる優れモノだ。いや、それならライカのユニバーサルファインダーなんかもいけるんじゃないの?と思われるかもだけど、このNikonの優れモノはその名の通り「ファインダーの中の像が本当にズームする」のである。

PENTAX Q-S1, Nikon 35-135mm Zoom Finder

レンジファインダー機のブライトフレームをイメージしてもうと伝わりやすいと思うんだけど、ユニバーサルファインダーなんかは135mmにするとあのブライトフレームのように真ん中にとても小さな像しか現れないんだけど、このNikonのモノはズームして135mmもしっかりファインダー内いっぱいの大きさでのぞくことができるのだ(伝わるかな笑)。

いやこれ、僕はファインダー内をのぞいた時、軽い衝撃だった。なんだこれ、最強じゃないかと笑。

しかも、後ろの下の方にパララックス補正機構のレバーまでついている。近景と遠景ではファインダー位置とレンズ位置の差が異なるのを、このレバーで距離を合わせると微妙にファインダーの角度が変わるのである。なにそれ、天才かと笑。

PENTAX Q-S1, Nikon 35-135mm Zoom Finder

まあ話を元に戻すと、僕はそもそもPENTAX Q-S1と01 Standard Primeレンズを合わせた時の、フルサイズ換算で約39mm程度の外付けファインダーを物色していたんだけど、まさにこの35mmから135mmまで自在にズームできるファインダーを見つけたことで、Q-S1はおろか、所有するすべてのカメラとレンズで使えるじゃん!と感激したのである。

ファインダーのズームの目盛りとしては、35mm、50mm、73mm、85mm、90mm、135mmと刻まれてクリック感がある状態で動かせるのだけど、その狭間の数値にも自在にセットできるんで、外付けの光学ファインダーに感じやすい誤差(見える景色と、撮れる景色の違いの誤差)みたいなものも自由に調整できるということ。いや。ほんと素晴らしいと。

この焦点距離の変更を、ユニバーサルファインダー型じゃなくて、ズームレンズ的に仕上げてきたのはやはり光学メーカーである日本光学の成せる技なのかなとか思ったり。少し試し撮りでファインダーをのぞいてみたけど、ファインダー内いっぱいを使ってズームしてのぞける世界は、やはり使い勝手的にも見やすくていいなあと。

外付けファインダーをつけたGR digital IIIとPENTAX Q-S1

僕が手に入れたズームファインダーは外観はけっこうベコベコなんだけど、ファインダーの中の光学はとても美しい状態だったのでなんら問題なし。なんなら、その使い込まれた風貌がやけにカッコいい笑。ズーム機構を取り入れてるだけに、少し大きさはあるけど、決して大きすぎないギリギリのサイズなのもいい。

ついて先日、RICOH GR用の外付けファインダーを手に入れてからというもの、すっかり光学ファインダーをのぞいて撮る良さを再認識していて、なんとかこのPENTAX Q-S1も光学ファインダーで撮りたいと考えたんだけど、とてもいいモノと巡り会えて満足している。

このズームファインダーの詳細記事なんかもネット検索すればアップされていたりもするので、興味のある人はぜひ調べてみて、値段も安いのでぜひ一度試してみてはどうだろう。なかなか魅惑の世界が待っていると思うよ。

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