FUJIFILM X100V

ブレてるから写真はいいんじゃないか、というじぶん。

FUJIFILM X100V

僕が多用するカメラは大抵手ぶれ補正が無い。それでいて速写的なスナップが多いから、こうしてブレた写真がかなりある。でも、これが失敗写真かというとちょっとニュアンスは違う。昔、ブログでも書いたことがあるんだけど「ブレてるのは生きてる証」みたいなところがあるんだよね、じぶんの中で。

そういえば、以前写真家のひとが「微妙にブレるように感度を低めにしたり、絞りを暗めにしたりしている」というようなニュアンスのことを言ってたように思う。まあ、僕はそんなテクニック的なことを言えるほど腕はないんだけど、でもなんとなくそういう思いはどこかにある。

カメラを始めた頃はね、ブレないように気をつけて撮ろう!みたいな気持ちがあって、ブレた写真は即ボツ写真みたいに思い込んでた気がするけど、フィルムカメラを始めた頃からかな、ブレた写真こそ伝わってくるものがある、そんな風に思うようになった気がする。

まあ、あまり狙ってブレさせるのもあざとい気もするんで、そこはもう少し自然体であって、ブレを許容するラフな気持ちで撮るという感じかな。そんなだから、僕自身はカメラを購入する時に「手ぶれ補正の有無とか強力さ」みたいなものはまったく選択肢に入ってこない。ダメな写真愛好家かもしれないけど笑。

でも、実際の話、例えばこうしてブログで使う写真なんかは、いまではスマホで閲覧してくれるひとがほとんどで、そうするとあの小さい画面だとブレというよりは滲みみたいな感覚になる気もするし、TwitterやInstagramといったSNSの画面サイズだと細かさよりも全画面の空気感みたいなものがまず目に飛び込んでくると思っていて、そういう意味でもブレを許容する視覚サイズの時代なのかもとか思ってる。

大きくプリントするひとたちからはお叱りを受けそうだけど、でもブレもまたリアリティの中の何かだとも感じていて、ブレを気にしなくなってからスナップがより軽快になった気がする。僕はボケも大好きで、ボケが撮れるからスマホじゃなくて本格的カメラを使ってるところがあるくらいだけど、あのボケも肉眼で見る意外と曖昧な視界をリアルに表現している気がして、ブレもまた同じ感覚なんだよね。

たまに、いや結構かな、僕がポストする写真はブレたものが相当数あるから、そこは気にしないで大目に見てもらって、あゝ、アイツはフラフラになりつつもひとまず元気に生きてるんだなと思ってもらえれば幸いです。

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