僕はCCDセンサー機の描写が好きで、ニコンはNikon D200、D70、D3000、あとRICOH GR digitalシリーズを3台使っていたりするんだけど、キヤノンにはCCD機のイメージが無かったんだよね。
でも、ズームコンパクト機を気にし始めてから偶然出会えたのが、この2006年に発売されたCanon PowerShot G7。
そして、実は僕にとって「人生初めてのキヤノンのデジカメ」ということになった。
僕の初めてのデジカメはNikon機だったから、ほら、Nikon使いの人あるあるだけどどうしてもCanonは疎遠になるでしょ笑。
僕もなんとなくCanonを使うタイミングを逸してここまで来たんだけど、まさか初めてのCanon機がCCDなオールドデジカメになるとは思ってもみなかった。
使ってみた印象としては、オールドデジカメとはいえ「僕の中のキヤノンのイメージ」に近い質感だったように思う。
なんとなく「まろやか」で「丹精」という印象というか、とても全体的にそつなく丁寧にまとめられているという感覚。
というのも、フィルム機ではCanon F-1とEOS7を所有してるから、その全体バランスに優れた「まとめあげるレベルの高さ」みたいなものが、そのままデジカメにも継承されてるなと思った。
キヤノンのデジカメが常にマーケットでNo.1であり続けるのも、なんか分かるなあという印象。
描写のほうも、どこかまろやかで包容力があるというか、CCDセンサーでもピーキーな印象は無い。いい意味でとんがっていない感じが、万人受けするキヤノン機の色みたいなものなのかなと思った。
あと、操作性の印象も、同じようにまろやかなように感じた。挙動の一つひとつがやさしい。このあたりは、どこかハードな印象のあるNikonと比べると、僕なんかはやっぱりCanonはマイルドに感じる。
考えてみると、ボディラインもマイルドだよね、Canonって。それはこの当時のG7にも感じるし、一眼レフ機にも、現在のミラーレス機にも感じる。
やっぱり、そのメーカーのブランドに流れる何かってあるんだよね。カメラづくりの姿勢であり文化みたいなもの。
その点で、キヤノンのカメラが大多数の人に好まれる理由みたいなものが少しだけ分かった気がする。まだ古い製品を触ったばかりなんで、少しだけなんだけど笑。
というわけで、今夜は僕にとって初めてのキヤノンのデジカメであり、初めてのキヤノンのCCD機の話でした。ちょっと名機の5Dシリーズとか使ってみたくなったなあ笑。