FUJIFILM X-T50近ごろ、FUJIFILMがまた元気に見える。このタイトル写真のX-T50が登場したあたりから、ボディだけでもX100VI、X-M5、GFX100SII、GFX100RF、X half、そして発売ホヤホヤで盛り上がっているX-E5と、隙間が空きすぎない感覚で話題のカメラが登場している。
なかでもAPS-CのXシリーズがまた活況を呈してる感じがいいなと個人的には思っている。
ミラーレス時代になってマウントシステムの再構築が始まって以降、各社ともレンズを含めてフルサイズ機がスタンダードになってきているように思える。
そんななかで、APS-Cが単にダウングレードの規格ではなく、コンパクトさと描写力をバランス良く備えたちょうどいい規格なんだ、というのをFUJIFILMのカメラが確固たる存在として世にアピールしていると感じるのだ。
FUJIFILM X-T5例えばサードパーティのレンズなどを見ても、APS-C用の開発がある程度活発なのは、FUJIFILMのXマウントがあるおかげで、それによって他社のマウント版レンズもバリエーションとして生まれている気がする。
フルサイズ対応のレンズをAPS-C機で使うのもいいが、APS-C用ならコンパクトにでき、その分販売価格もある程度抑えることができる。これは、趣味で写真やカメラをやっている人間にはかなり大きな存在なんじゃないかな。
僕もFUJIFILMのカメラをかなり愛用しているほうだと思うけど、そこでAPS-Cの利点を理解していることもあり、NikonやCanonのAPS-C機にもマイナスな印象はまったくない。Nikon ZfcやCanon EOS R7もその絶妙なサイズ感が好きだし、描写力についても「撮り手次第」だと認識している。
FUJIFILM X-Pro3愛用しているPENTAX機の多くもAPS-C機だが、これもグレードタウンしている感じがしないのは、ある意味、FUJIFILMのカメラでAPS-Cに対して好印象があるからだと思う。要は趣味のカメラであれば、むしろAPS-Cでまったく問題ないと思うし、センサーサイズを気にすることすら忘れている笑
さすがにマイクロフォーサーズや1インチセンサーのカメラだと、フルサイズ機のようなリッチな深みのある描写とは差や違いを感じるが、APS-Cならフルサイズとの違いを特に意識しないくらいなのである。
まあ、写真を真剣にやっている人からすると、いやフルサイズとAPS-C機の性能差はもちろん大きいよ、と言われるかもだけど、僕はAPS-C機ゆえのメリットこそやはり大きいぞ、と感心したりするのだ。
FUJIFILM X100V望遠域なんかも1.5倍程度寄れるという特性は実用シーンでは見逃せないし、わずかでも総重量が軽くなれば、野山での機動力にもじわりじわりと差が出る。やはり、フットワークは軽くなるのである。
小さく軽いは正義、なんてよく言われるけど、ストリートスナップするにも散歩にちょっと持ち出すにしても、そのひとまわりコンパクトな感覚が撮り手の気分をも軽くしてくれる。この特筆すべき良さは、フルサイズのダウングレードなんていう解釈とは別物の域にあるのだ。
そんな地位を確立したのが、長年APS-C機で走り続けてきたFUJIFILMかなと。ユーザーからは何度となく「なぜフルサイズじゃないのか」と言われてきたと想像するけど、あえてサイズやコストのベストバランスを追求してAPS-Cによるシステム構築をチョイスしたFUJIFILMはなかなか素晴らしいぞと。
FUJIFILM X-E3, XF 18mm f2 Rフルサイズ機からFUJIFILM機へマウント変更しました、なんて人もけっこう見かけるしね。センサーサイズを意識させないその存在感は、僕なんかはかなり凄いことなんじゃないかと思うけど、どうだろう。
ちなみに僕はいま、キヤノンのAPS-C機のEOS R7を手に入れて、超望遠の世界をのぞいてみようかと検討したりしている。これも元を正せば、FUJIFILMでAPS-Cにポジティブなイメージが色濃くあるからじゃないかと自我分析したりも。
FUJIFILM 初代X100 Black Editionミラーレス時代になったらカメラやレンズはぐんと小型化するものだとかつて妄想していたけど、現実にはフルサイズの各社のミラーレス環境が大型化しているなかで、APS-Cの富士フイルムのカメラの「ちょうどよさ」が再び脚光を浴びている気も。
そんなこんなで、FUJIFILMには今後ともベストバランスの追求であり、究極の理想のカメラの開発をめざして、カメラの確固たるポジションとして頑張ってほしいと考えている。




















































