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ちょっとタイトルが壮大過ぎたかな笑。要はX-E1からX-E4まで「X-Eシリーズ」をすべて体験してきた僕が、それぞれの機種で好んで使っていたフィルムシミュレーションのことについて備忘録的に書いておこうと思って。
まず、初代機であるX-E1だけど、これはそもそもフィルムシミュレーションの種類が少ない。Xシリーズの始まりであるX100に搭載されたPROVIA、Velvia、ASTIAの基本形カラー3種類、あとは単色のモノクロ、セピアにプラスして、PRO neg.HIとPRO Neg.Stdが加わったかたちだ。
僕の場合はベースにしているのはPRO neg.StdとASTIA、あとモノクロの3種類かな。といっても、X-E1はつい先日手に入れたばかりだから、しばらくはいろいろ試してみたいけど、いまはその3種類でフィルムシミュレーションブラケット撮影をしていたりする。
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次は二世代目のX-E2だけど、これにはその当時の新しいフィルムシミュレーションとして「クラシッククローム」が載っていたんで、物珍しさと楽しさで、とにかくオールドレンズをつけてスナップしまくってたなあ。
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クラシッククロームは、富士フイルムにとっても過去にない発想のフィルムシミュレーションで、どちらかといえばそれまでフィルム時代の「ハッピーカラー」をベースにしていた構成に、この欧州風のシリアスなスナップ写真のようなクラシッククロームが加わった。ある意味、Xシリーズのデジカメらしい飛躍になったかもね。
そして三世代目がX-E3だけど、僕はこれ、完全に新モノクロモードとして追加になった「ACROS」が使いたくて購入したようなもの。それまだ街中でのモノクロスナップはRICOH GRかLeica M-Pが多かったのだけど、ここからACROSモードが大逆転を始めた笑。
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X-E3はほんと気に入っていて、大きさもデザインも写りもいまだに名機だと思ってるけど、四世代目のX-E4が出てきた時に、しばらくしてから手放してX-E4だけで撮っていた。X-E4はなんといっても「クラシックネガ」の追加が大きかった。グリップのないデザインと共に、もう気分は完全にフィルムカメラな感じだった。
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X-E4はある意味、X-Eシリーズの完成形で、これ一台あればレンズ交換も含めてスナップカメラとしては完璧だなあと思っていたけど、そこへ究極の写真機でもあるコンパクトなX-T5が登場して、しばらくはX-E4も並行して使っていたんだけど、結局はX-T5がその後のコンパクトなレンズ交換式カメラの相棒になった。
というのが、僕とX-Eシリーズ、それからその時々のフィルムシミュレーションの変換だ。こうやって振り返ってみると、富士フイルムのカメラにおいてはやはりフィルムシミュレーションの存在は大きいよね。新しいフィルムシミュレーションが搭載された新機種は、スペックの向上以上にそそられるものがある。「試してみたい」ってね。
X-EシリーズはX-E4がすでに販売終了してるんで、いま手に入れるとなると中古アイテムになるけど、人気なこともあってなかなか在庫も見かけない。もし程度のいい個体を見かけたら、ある意味「究極のコンパクトなレンズ交換式スナップ機」だから、触ってチェックしてみる価値はあると思う。
僕のように、このタイミングで初代機のX-E1を購入するという手もある笑。たぶん、どの世代を選んでも満足いく性能だと思うよ。というわけで、今夜はX-Eシリーズと僕の軌跡の話でした。