今朝、久しぶりにX-Pro1を散歩に連れ出そうとしたところ、なんとなく「ん、軽いな」と思い、そばにあったX-Pro3とも持ち比べてみたんだけど、やっぱり「軽い」気がする。
で、気になってすぐ検索してみたら、実際X-Pro3より50gほど軽かったのである。(バッテリーなどを含まない素のボディ重量で、X-Pro3が447gに対して、X-Pro1は400gジャスト。)
何の差でそれほど重さが違うのかまでは詳しく調べなかったけど、詳しい方はぜひ教えてほしいものである。
この「50g」の差がどれほど大きな違いを生むのかは人それぞれの感覚だとも思うけど、カメラを基本は首から下げる僕からすると「けっこう違う」という気がする。
ボディ全体の重量が450gくらいの値の中での「50g」だから、それもそのはずかもしれない。個人的な感覚でいうと、X-Pro3は重いかなという感覚があるけど、X-Pro1は重いとまでは感じない。
ちなみに、重さを感じないギリギリの重量と以前ブログにも書いたX100Vの重量を調べてみると、427gだった。
X-Pro1にはレンズを別途装着するから、写真のようにXF35mm f2R WRを装着すると170g増しで合計570gとなるから、まあ明らかレンズ一体型のX100Vよりは重くはなるのだけど、レンズ装着合計で600gを超えるX-Pro3よりはずいぶん軽く感じる。なんなら、その感覚はX100Vのほうに近い感覚。
これはアレだろうか、600gくらいが重さを感じる境界線なのだろうか。X-Pro3にしても他のフラッグシップクラスのカメラと比較するとかなり軽量な部類に入るカメラだとは思うけど、X-Pro1の軽量感覚にちょっと驚いた朝だった。いやもうほんと、いまさらの話ではあるんだけど。
そのX-Pro1も最近再び注目を浴びているのか、お店で中古を見かけても以前より少し値上がりしている気がする。
まあ実際、X-Pro1の写りは今でも独特なものがあって、この初代X-Trans CMOSセンサーを気に入って使い続けている人も多い。CCDセンサーじゃないけど、どこか懐かしいクラシックな描写というか、僕もそこを好んで使っていることもあるから、そういう写真好きの人たちの脚光を再び浴びているのかもしれない。
度重なるファームウェアのアップデートでAFスピードなんかは登場時とは別物のように進化していると富士フイルムもアナウンスしていて、そこは僕も特に不満は感じない。
強いていえば、マクロ撮影の時はボタンで切り替えるというワンアクションが必要になるのと、視度調整ダイヤルが無いから、そこのあたりだけ人によっては注意する必要があるくらいかな。
シャッターフィールも二段階的で独特の濃さがあって、そこは僕はむしろX-Pro3よりも気に入っているくらい。つまり、やはり「カメラらしさ」が濃いのである。
今朝、Twitterにも書いたんだけど、X-Proシリーズについては、新品でX-Pro1、X-Pro2、X-Pro3とすべて好みで選べるようだと最高だなと思うんだけど、どうだろう。(いや、無理だとは分かってるけど)
ここ一、二年で軽量コンパクトなカメラへとシフトした僕的には、いまさらながらX-Pro1の軽さはありがたい存在。手ぶれ補正とか動画機能の進化でカメラはどんどん大きく重くなっているけど、僕のようにスチールだけで使う人間にとっては、機能を削ぎ落とした軽量コンパクト機がもっと選べるとうれしいんだけどね。それこそ、値段も軽量化できるだろうし。