きょうの夕方の散歩にはPEN-Fを持ち出したけど、やっぱり気持ちよかったな。僕がいちばん気に入っているMFレンズ、Voigtlander Color-Skopar 35mm f2.5 C-typeをこのカメラにつけているのは、僕がPEN-Fを心の拠り所にしているカメラの証でもある。
きょうは日中にYouTubeでPEN-Fの動画を見ていたこともあり、あゝやっぱりたまらないな、使いたいなと密かにハートが盛り上がってきて、夕方に連れ出したんだけど、その動画のいくつかも少しご紹介を。
以前もTwitterでは紹介したことがあるんだけど、PEN-Fで検索するといくつも同じお方の動画が出てくるんで、おなじみの人も多いかもしれない。SLF Channelさんの動画たちだ。PEN-Fをとでも愛されていて、いくつもPEN-F関連動画をあげられているので、ぜひいくつかご覧になってみてください。
ダイヤルの音とか、シャッターフィールとか、五感を刺激する造り込みは僕も大共感するところで、そういうエモーショナルな部分までPEN-Fの魅力を全網羅してくれてる動画だと思います。
僕もこのブログで何度となくPEN-Fのことを書いてきてるけど、それは僕が感動したPEN-Fのこの気持ちよさをなんとか一人でも多くの人に知ってほしいというのがあって、そういう同じ感覚をこのSLF Channelさんにも感じるから、何度見ても見入っちゃう動画なんだろうね。
PEN-Fについては、オリンパス80周年を記念して投入された意欲作ということもあって、とにかくカメラらしさとしての造り込みが恐ろしいレベルにある。まあ、それゆえにどうしても値段も高くなって、なかなか台数が売れるカメラにはなりきれなかったのかなと思う。
そして、OLYMPUSのブランドはその後に幕を下ろし、いまはOMデジタルソリューションズとして再出発している。先日もフラッグシップ機としてOM-1の名を復活させた意欲作を発表してるけど、さて、PEN-Fの後継機は出てくるだろうか。密かに期待している人も少なくないのではと思う。
けれど、仮に後継機が出ても、僕はたぶんこのPEN-Fは使い続けるだろうな。カメラとかクルマもそうだけど、初代機というのはやはり開発陣の熱量がものすごくて、それはなかなか機能のアップデートとかで超えられるものじゃない。そういう意味で、PEN-Fはやはり最高の出来栄えなのである。
いまはもう中古でしか手に入らないけど、程度のいいPEN-Fを見つけたら、なかなか買いではないかと思う。僕も一度も故障したこともないし、造りも丈夫だと思う。なにより、こうして眺めているだけでもハッピーな気分になれるカメラは、そうは無いと思う。できれば実機をぜひ触ってほしいな。