Olympus PEN-F

アイデアとは、異なるAとBの組み合わせで生まれる。ある意味、カメラとレンズにおいても。

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OLYMPUS PEN-F + Elmar M 50/3.5

アイデアとは、異なるAとBの組み合わせで生まれる。ある意味、カメラとレンズにおいても。

アイデアというのを「新鮮なモノ・コト」と捉えてもいい。つまり、普通とは少し異なる状態を創り出すこと。カメラにおいてはそれがやりやすい。しかも、できれば指定のマウントとは異なるレンズの組み合わせがいい。僕はそういう意味において、デジタルミラーレス機とオールドレンズの組み合わせが好きだ。

そりゃ純正品同士じゃないがゆえに、完全とか端正とかそういう安心感のあるものとは少し異なる。人によっては完全を汚すものであったり、異質が過ぎるものと捉える向きもあるかもしれない。けれど、この予定調和しない感じこそが、僕はアイデアの源泉な気がしている。それは例え同じブランドのカメラとレンズの間においても、半世紀ほど時代が離れたAとBであれば、新鮮さを創り出すことができる。

写りの異質さもさる事ながら、その見た目の異質さもいい意味でクールだ。古き良き時代のトラディショナル感と現代のデジカメのマッチングは、なんともいえないクールな雰囲気を創り出す。オリジナリティという雰囲気をプンプン香らせるその佇まいは、現代のカメラとレンズの組み合わせからはなかなか感じ取ることはむずかしい。世の中でとかく褒められるのは、バランスのとれたモノだけど、人が本能的に心揺さぶられるのは実はアンバランスなモノではないのかと、ひそかに思っている。

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