SIGMA fp

「やたらコンパクトなフルサイズ」という独自の道を行くSIGMA fp。

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SIGMA fp, Summicron 50/2 1st

X(旧Twitter)やThreadsを見てると、やっぱり気のせいじゃなくてSIGMA fpを購入している人が増えている?ように見受けられる。そういう人たちも「なにかfpブームに乗っかって」というようなつぶやきも見て取れるんで、やはり世の中全体的にSIGMA fpのブーム的傾向をみんな感じてるんだろうと思う。

まあ、ブームというのは個人的には一時的な流行り廃りみたいになってほしくない気持ちも込めてあまり好きな響きではないのだけど、それでもfpが凄いと思うのは発売からもう5年ほど経過したモデルでの現象ということだ。

もちろん価格がこなれてきたというのもあるとは思うんだけど、僕的に大きいのではと思うのは「フルサイズをとにかくコンパクトに持ち歩ける」という点なんじゃないかなと。しかも、コンパクトに持ち歩けることはちょっとお洒落さにも通じる。

SIGMA fp, 45mm f2.8 DG DN

なんとなく感覚的には、FUJIFILM X100Vがやたら人気なのと似ている気もする。これ見よがしに目立つような存在感ではなく、さりげなく小粋に、でも本格的に写真を楽しんでる人みたいな空気感もそこにはある。そのデザイン性と本格感のバランスが絶妙なんだと思う。

そのコンパクトさや身軽さを活かそうとすると、外付けのファインダーは無いほうが断然スマートだから、そういう意味ではRICOH GRでストリートスナップするのと同じ感覚なんだけど、それをある意味オーバースペックともいえるフルサイズで撮るわけだから、なんともリッチな感じもある。

そのうえレンズ交換もできて、フルサイズだからオールドレンズも焦点距離そのままで撮影を楽しむことができる。僕も日常的にはAFで撮れるSIGMAのレンズを使ってるけど、時折オールドレンズの描写を確かめたい時なんかは、fpにアダプターをつけて各種MFレンズを楽しんでいる。

SIGMA fp, Summicron 90mm f2 2nd
SIGMA fp, Mr.Ding Noxlux 50/1.1

背面モニターだけのマニュアルによるピント合わせは決してイージーではないけど、やたらむずかしいというほどでもない。パンフォーカスにしたり、距離を固定して撮ればMFレンズでもけっこう難なく楽しめる。このあたりのフレキシブルな感じが、ちょっとライトな感覚もあって人気なのだろうと思う。

あとはなんといっても、そのいかにもフルサイズらしい画質の素晴らしさだろうね。いや、フルサイズと聞いて想像する以上の豊かな描写をSIGMA fpは体感させてくれるカメラだと思う。これに色作りのセンスの良さも加わって、ティールアンドオレンジのようなクールな描写の写真が実にライトに撮れちゃうから、そこがコンデジとは一線をかく満足感にもつながっているのだろう。

僕は無類の写真機好きで、つまりファインダーのあるカメラが大好きなわけだけど、不思議とGRとSIGMA fpについては、ファインダーがなくても困らないというか、ファインダーがないが故の「やたらコンパクトのに、やたら描写が凄い」といううれしいギャップを日々楽しめている。

カメラメーカーがこれだけたくさんあって、カメラそのものもこんなに種類が豊富であれば、同じようなカメラがいくつもあるより、こんな風に他所とは立ち位置の異なるカメラがあったほうがいいし、実際こうした独創的なカメラで撮ると、撮れる写真の質も自然とフレッシュなものになる。

SIGMA fpはそうした似たもの世界の中にあって、間違いなく個性的な感覚を味わえる一台。カメラをこれだけに絞って拡張性を楽しんでもおもしろいだろうし、いくつも所有カメラがある人なら気分転換がはかれる一台として楽しむのもオツだろう。

その独創性という意味では、間違いなくカメラ史に残る名機のひとつになるであろう一台、SIGMA fp。その作り込みの素晴らしさもきっと、SIGMAがカメラ史に残そうというレベルで仕上げてきた賜物だと思う。いいモノとは、手に持った瞬間にその迫力を脳に伝えてくる。

「よくぞ、こんなカメラを製品化してきたな」と思わず唸ってしまうのがSIGMA fpというカメラの真骨頂なのである。

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