きょうは全国的に雪が降ってるところが多いのかな。めったに雪が積もらない僕が住んでる辺りでも今朝は積雪状態で、こんな朝の散歩用カメラ選びはちょっと普段と違う脳が動く。
そう、タイトルにも書いた「耐低温性能」というものの存在。防塵防滴仕様のカメラだと大抵、この耐低温性能も備えていて、この仕様のカメラだと-10℃までは使用可能という目安になる。
その高気密性を確保するためにシーリングという、いわゆる水分が隙間から内部に入らないようにパッキンのようなものをボディ各所に張り巡らすわけだけど、以前、富士フイルムの方が言われてたと思うけど、その柔らかいクッションが挟まりつつ強度を確保するのはなかなか大変らしい。
なのでコスト的にも、すべてのカメラが防塵防滴性能や耐低温性能に対応しているわけじゃない。X-Proシリーズでいえば、X-Pro1は未対応で、今朝持ち出したX-Pro2から防塵防滴と耐低温性能に対応となった。
少しの雨ならどんなレンズでも気にせずつけるんだけど、今朝はさすがの雪と気温だったんで、レンズも防塵防滴対応のものにチェンジ。念のため、ふだんは電子接点むき出しのアクセサリーシューにもPENTAXの「X」のカバーをつけて、少し撮り歩いた。
防塵防滴性能や耐低温性能でいうと、PENTAXやOLYMPUS(現在のOM SYSTEM)が代名詞のように有名だ。登山などフィールド向けのカメラを求める人たちは、軽量さも相まってこの2社のカメラを愛用している人は多いように感じる。
もちろん、NikonやCanonのハイグレード機なんかもそうした堅牢性は定評があるけど、PENTAXやOM SYSTEMは他社との差別化の売りとして防塵防滴性能なんかを推してるから、そこは他所よりもかなり抜かりないんだろうなという印象がある。素人には「印象」とは大事なのだ。
まあ、僕の場合は、雪が降るにしても年に数回あるかどうかだから、なにも防塵防滴と耐低温性能が必須ではないけど、やはりあると心強い面はある。カメラを選ぶ際に、そうした「いかなるシチュエーションでも動く道具」という目線で選ぶのもアリだと思う。
そうそう、ちなみに僕は今朝、PENTAX WG-1000を持ち出すことも考えたんだけど、念のため調べてみると、防塵防滴で水中も使えたり落下にも強いコンデジなんだけど、気温に関していうと0℃〜40℃対応らしくて、氷点下では動作保証はなかった。
防塵防滴仕様でも耐低温性能まではカバーしていないものもあるから、そこはチェックが必要だろう。
なんだか太陽も出てきてすっかり雪は溶けてきたので、もしかしたら耐低温性能を使うのはきょうかぎりかもしれないけど、まあそれでもあると心強いのがこのスペック。あなたの愛機たちは、そのあたりのスペックバランスはどんな感じだろうか。
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