FUJIFILM GFX50SII, Mitakon 80mm f1.6世の中的には、いまはコンパクトなカメラが脚光をあびているような気がする。話題のFUJIFILM X halfもそうだし、少し大きくなったとはいえX-E5が人気なのも、X100VI同様に「ジャストサイズ」感があるんじゃないかな。
僕もフィルムカメラの延長線上でスナップする感覚が好きで、所有しているカメラも手の中に収まるような比較的コンパクトなものが多い。
と、基本はそうなんだけど、時として大きく重いカメラでじっくり撮りたくなる時がある。そう、フィルムカメラでいえば「中判カメラで撮ろうか」という、あの感覚である。
わが家のGFX50SIIは、まさにそんな時用のカメラである。画素数は5000万画素クラスで使いやすいんだけど、大きさや重さは1億画素クラスとほぼ同様なので、一般的なフルサイズのミラーレス機と比べると、やはり大きく重い。
FUJIFILM GFX 50Sii, Mitakon Speedmaster 65mm f1.4
FUJIFILM GFX 50Sii, Mitakon Speedmaster 65mm f1.4
FUJIFILM GFX 50Sii, Super Takumar 55mm f1.8でも、世の中よく出来てるというか、少々大きく重い犠牲?を払うと、それだけの見返りがあるというか、それなりにリッチで濃厚な写真が撮れたりするのである。(僕の個人的な感覚ではあるが)
まあ、物理的にセンサーが大きいというのもあるけど、その分グリップも深くしっかりしてるし、それだけのボディやレンズを構えるとなると、コンパクトなカメラとは異なりしっかり構えて撮るという姿勢や心理の違いもある。そんな「きょうは、撮るぞ」というスイッチを入れる感覚が良かったりするのだ。
PENTAXの一眼レフなんかで撮る時の気分も、それに近いものがあるかな。とはいえ、数年前まではレフ機が当たり前でみんなある程度重厚なカメラを使っていたわけだから、ミラーレス機よりは多少大きく重いものの、そう驚くほどでもないのである。
FUJIFILM GFX 50SII, Mitakon Speedmaster 65mm f1.4
FUJIFILM GFX 50SII, Mitakon Speedmaster 65mm f1.4
FUJIFILM GFX50SII, FA 77mm f1.8 Limitedここ数日、僕は超望遠ズームレンズを検討していることにも触れてるけど、候補に挙げているキヤノンのRF 100-500mmはレンズだけで1.5Kgくらいある。数字だけ聞くとギョッとするけど、さあ撮るぞ!というスイッチが入った状態なら、意外と許容できる重さなんじゃないかと想像している。
フィルムカメラでいうところの大判カメラほどの巨大なものはちょっと躊躇するけど、中判カメラくらいの認識ならアリなのである。そういう意味で、中判カメラがいまだに人気なのも「本気で撮ろうとする心理なら、許容できる重さと大きさ」ということなんじゃないかな。
さて、あなたの「ちょっと重くて大きい機材」はどんな感じだろうか。ここで書いたようにやっぱりそういう愛機があるのか、それともそんなことを考えたことすらなかったりするのか。もし未体験なら、一度そんな機材を調べてみるのもおもろしいんじゃないだろうか。




















































