FUJIFILM GFX 50S II

重さはあるけど心は軽い、そんなFUJIFILM GFX機。

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FUJIFILM GFX50SII, FA 77mm f1.8 Limited

このブログやX(旧Twitter)のポストを見てくれてる人はお気づきだと思うけど、近ごろはこのFUJIFILMの中判デジタル(正確な呼称はラージフォーマット)のGFX50SIIで撮ることがいちばん多い。

ひとつには、やはり描写の豊かさ、濃厚さみたいなものがある。これを言うと身も蓋もないのだけど、一度中判デジタルを経験してしまうと、ちょっと元に戻れないみたいな魅力がある。

言葉では上手く表現できないけど、空気感とか立体感みたいな割とふわっとした言葉で説明している人が多いのもそのせいだと思う。少なくとも僕がこれまで体験してきたカメラたちの描写とは感覚的に「違う」のだ。

その「違い」をもっと探究したいという気持ちが働いて、少々重いことを忘れて毎度持ち出しているじぶんがいるのである。

まあ、ここも表現が難しくて、重いといっても中判デジタルという響きからイメージするよりはかなり軽い。レンズが軽ければ、おそらくほとんどの人がびっくりするに違いないほど軽かったりするから、それも外へ持ち出すことを苦にしない要因だ。

FUJIFILM GFX50SII

あとは、僕が実はいちばん気に入ってるのはシャッターフィールだったりする。これは過去にもブログで書いてきてるけど、その静音なんだけどキャチャッ(変な音に聞こえたら申し訳ない笑)と一枚ずつシャッターが切れる感じが、とても心地いいのだ。

中判フィルムカメラのハッセルやPENTAX 67のような迫力あるシャッター音じゃないので、なんだかGFXのシャッター音は撮った感に欠けると言う声も見かける。

たしかにそうなんだけど、僕が中判フィルム機としてはハッセルよりローライを好んできたせいもあるのか、あの静かなんだけどシャッターが確実に切れている感覚が実に中判らしいと感じるのだ。

そんな好みのシャッターフィールであることも加わって、とにかくGFX50SIIで辺りをスナップするのがとても楽しいのである。街中に持ち出す勇気はまだ無いので、本当に辺りをブラブラしながら撮ってるだけなんだけど、それでもこうして豊かな気持ちになれるのは幸せなことだなと思う。

このカメラ、何に見えますか。

連日このGFXで撮ってると、他のカメラに持ち替えた時にはそのカメラがコンデジのように軽く感じるという副次効果もある笑。そんなこんなで、最近はいろんなカメラを使いつつも、このGFXがその中心のハブのような存在になっている。

まあでも、カメラというのはエモーショナルな装置でもあって、人それぞれで相性みたいなものがある。僕にはこの中判らしいと感じる写真機が見事に刺さっているけど、AFスピードや動体撮影性能を求める人たちならまた好みはがらりと変わるだろうし(最新のGFX100IIの感触や体感性能はちょっと分からないけど)。

だからこそ、各メーカーからそれぞれ異なる特徴を持つ各機種がいろいろとラインナップされている。じぶんにあったカメラと出会うまでのプロセスもまた「旅」のようで楽しいのだ。

どのカメラが最も優秀であるなんて議論はあまり意味がない。じぶんの撮り方、じぶんの写真にあった相性が合うカメラこそ、その人にとって最も優秀なカメラで、それは人それぞれ異なるのだ。じぶんらしさを楽しもうじゃないか。この、多くのカメラを選べる幸福な環境に感謝して。

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