まあ、まったく大きなお世話なんだけど、けっこういろんな面でそう思うのです。
たとえば、きのうあいかわらずTwitterのトレンド欄に「カメラ市場の縮小により、ニコンが国内生産を終了」とか出てるわけだけど、もう同じ記事を何度取り上げてるんだよ(怒)とか思いながら、僕は抵抗のためにNikon機の写真をツイートするわけです笑。
どや!ニコンは元気やぞ!とかブツブツ言いながら笑。
まあこれは極端な例だけど、その時代の勢いとか元気良さみたいなものは、やはり普通に暮らしていて「目に飛び込んでくる露出の頻度」で感じとることがほとんどなんだよね。
それは昔ならカメラメーカーのTVCMや写真雑誌のカメラの広告なんかが割とバンバンあったから「その勢い」みたいなものを感じ取れたわけだけど、いまはカメラメーカーのCMも無ければ、写真雑誌もほぼ無い。
こうなると、世間の誰かがカメラを持ってる姿というのがとても重要になる。
スマホカメラで写真が撮れて、TwitterやInstagramにも気軽に写真があげられて、現代は空前の写真時代でもあるわけだけど、なんというか「写真だけ」だと無意識のうちに見る人たちは少し慣れっこになっていて、素晴らしい写真だけ見せられても「それを撮影した機材のこととか、撮影するプロセスの楽しみ」みたいなものが想起しづらくなってる気がするんだ。
だから、「じふんは写真を見せたいだけだから、機材をいちいち見せる必要はないんだ」という人も、このなんとなくカメラを取り巻く世界がシュリンクしていくのを少し元気づけるために、たまにでいいので愛機のカメラやレンズのことを写真付きで披露してもらえるといいんじゃないかと思うわけです(ほんと、大きなお世話だけど笑)。
でも、よく「写真好きか?それともカメラ好きか?」とかいう議論のフレーズとか見るけど、これって一体でセットなもので、カメラ好きなら写真好きだし、写真好きならカメラ好きなわけで、写真を愛している人がその道具を愛おしく思うのは普通なわけで、だとしたら好きな写真を見つけたら、その写真がどんな愛機でどんな思いで撮られたのかは、みんなシンプルに知りたいと思うんだ。
そんなこんなで、みんなが少しずつ愛機のカメラの写真を露出すれば、世の中的にも適正に「カメラはまだまだ各方面で楽しまれてる」という多少リアルな状況が世の中に感じてもらえると思うんだ。
たしかにカメラ市場は年々苦しくはなってるけど、それに拍車をかけるようなネガティブな報道(媒体社は不安を煽るほうが注目度は上がるからね)には、それに負けない露出量の「世のカメラたちの元気な姿」で対抗するしかない。
僕は意外と本気でそう思ってる。ネガティブな報道には、ポジティブなカメラの写真たちを!。チリも積もればなんとやらなのである。