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僕は以前からX-Pro1やX-E2、X-E3なんかも使っていたけど、現行機種のFUJIFILMのカメラを揃えてメインに使い始めたのは、まさにこのフィルムシミュレーション「クラシックネガ」 の搭載がきっかけだ。
現行機で最初に手に入れたのがFUJIFILM X100V。とにかくクラシックネガを試したくなって、当時X-E3を持っていたこともあってX100Vを選んだんだけど、X100Vの作りの良さとクラシックネガのセット感にいたく感動して、結局その後、X-E4を買い足して、最終的にX-Pro3を手にするに至る。まあ、ある意味、クラシックネガにハマったとも言える。
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カメラメーカーは各社ともJPEG撮影モードを備えているけど、このいわゆるカラーネガフィルムっぽい描写モードを採用しているのが富士フイルムだけなのは、やはり唯一のフィルム販売会社だからか、それとも富士フイルムじゃないと作れっこないハイテク技術だからだろうか。
リバーサルフィルムモードはもちろん各社に採用されているんだけど、ネガフィルムモードの開発がむずかしいのであれば、富士フイルムの「クラシックネガ」をはじめとするフィルムシミュレーションがパテントで各社に搭載されればいいのに、などと無責任だけどちょっと願望があったりする。
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度重なるフィルム価格の高騰なんかもあって、なかなか無尽蔵にフィルムでシャッターを切りまくるのがむずかしいと考える人も多いと思う。僕もそのひとりだし。
そう考えると、意外とこのクラシックネガで撮るデジカメの世界は、フィルムライクに撮りたい気持ちを発散するにはなかなかのもの。それこそ枚数を気にせず撮りまくれるので、フィルムカメラと並行してデジカメでクラシックネガを楽しむというのもアリだろう。
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ただ、その断然おすすめのクラシックネガが搭載されたFUJIFILMの現行Xシリーズのカメラたちが、いま世界的な半導体不足の影響もあってか、なかなか在庫がなくて入手に予約後三ヶ月ほどかかるという話をよく耳にする。
そういう意味では、程度のいい中古モデルを安く手に入れるのもいいかもしれないし、それこそ予約した後に三ヶ月間はフィルムカメラで過ごしながらクラシックネガ搭載機の到着を待つというのも、いいかもしれない。
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クラシックネガはもちろん最高にエモいけど、フィルムシミュレーションはそれ以外にもおなじみのPROVIAやVelvia、ACROSモードなんかも気分によって変えて楽しめるんで、とにかく飽きるということがない。
それこそ、その日の気分でフィルムを入れ替えるようにカメラにセットできるのが、富士フイルムのフィルムシミュレーションのおもしろさでもあるんで、「フィルムで撮りたいけど、コストがどうしても気になって…」という人は、まさに一度「クラシックネガ」を試してみてはどうだろう。
意外と世界が一変するかもしれない。
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