FUJIFILMの「次の製品たち」といえば、想像にあがるのはX100シリーズとX-Proシリーズの後継機、もしくはそれらをミックスしたようなスナップ向きレンジファインダースタイルのカメラだと思われる。
この二つのシリーズのカメラは僕もいちばん気に入ってるカメラで、光学ファインダーでも撮れる唯一無二のハイブリッドビューファインダーと共に、APS-Cサイズを活かした「その薄さ」も大いに気に入っている。この薄さを維持するためなら、個人的にはまったく手ぶれ補正機能は求めない。
ただ、仮に手ぶれ補正を見送ったとしても、今後出てくるFUJIFILMのカメラは、厚みも含めある程度「大型化」するのは致し方ないのでは?とも思っている。それが、現行機種に採用されているやや大型のバッテリー「NP-W235」の存在だ。
X-T4から採用されたんだっけかな、この電池容量を拡大したバッテリー、いまは現行機種のほとんどがこのNP-W235に切り替わっている。それらの機種はバッテリーグリップがしっかりある機種ばかりだから、そのスペースにこのやや大きなバッテリーが収まっている。
でも、このバッテリーをX100シリーズやX-Proシリーズにも採用するとなると、ちょっと現状の大きさのボディには収まらないような気がする。かといって別ラインでサイズ違いのバッテリーをメーカーとして運用するとも考えにくい。
そう考えると、次の製品たちは「やや大きくならざるを得ない」と思えるのである。
まあ素人の言うことだから、話半分で聞き流してもらえたらと思うけど、ふとそんなことを思ったのである。まあ、動画性能を上げていくとなるとバッテリーの持ちを高めていくことはセットのようなもの。技術の進歩でバッテリーが小型化でもしないかぎりは、大型化の波は避けようがないのかなと。
本当はね、ミラーレス機の技術の進歩は「驚くような小型化への進歩」であってほしいのだけど、いまはその技術革新の過渡期というか、やや大型化しているのがミラーレス界隈の実情だ。
動画性能を取り払って写真撮影専用機になったり、旧タイプの小型のバッテリーを継続使用するか、小型の大容量バッテリーを新開発できればスナップ向け製品のサイズ感は現状を維持できるかもだけど、んー、素人目に考えてもそれはちょっとむずかしそう。そうなると、バッテリーからくるカメラサイズの大型化はなかなか避けられないかなと。
と、この話に結論はないのだけど、ふとバッテリーのことを考えていたら、こんなふうなことを思ったので備忘録として。カメラは見た目の大きさ以上に、この手に持った時の厚みなんかからくる大きさが意外とフィット感を左右する。グリップのほぼ無いカメラたちにそれはどう影響するのか。しばらく行く末を見守りたい。
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