FUJIFILM Film/X/GFX レビュー

GFX100RFの登場で、FUJIFILMのラージフォーマット〈GFX〉ユーザーの裾野がぐんと広がりそう。

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FUJIFILM GFX 50Sii

僕が今朝、散歩に持ち出したカメラはレンズ交換式のGFX 50SIIだけど、世の中的にはレンズ固定式のGFX100RFがついに販売開始となり、これまでになかったポジションのカメラゆえに大いに活況を呈している。

正確にいうと、僕が写真関連や機材情報を日々拾っているXのタイムラインは、どちらかというとフイルムカメラなど古いカメラやレンズが好きな人が多いせいか、あまり個人ユーザーによるGFX100RFの話題を目にしないのだけど、カメラ関連メディアはやはり大いに盛り上がっている。

まあ、価格的にも高価だし、いわゆる中判デジタルクラスだから、写真好きやカメラ好きな人たちの全員に向けたカメラでもない。しかも、レンズ固定式で80万円ほどする商品だから、なおさらである。

でも、なんとなくユーザーとなった人や欲しいとつぶやいている人なんかを見てると、GFXユーザーだった人がサブ機やスナップ機として手に入れているのもあるけど、けっこうGFXやFUJIFILM機になじみのなかった人が注目しているようにも見える。その意味では、富士フイルムがこのGFX100RFを投入した意味は大きかったのだろうと思う。

GFX100RFで撮られたスナップ写真がSNSなんかにもポストされ始め、それを見た人たちから「やはりどの写真を見ても、どこか空気感というか質感が違うな」という声もちらほら見かけたので、やはり描写の質感はフルサイズやAPS-Cのカメラよりも濃厚だったり濃密なものに見えてるんだろうね。

それは、僕がGFXを使っていても感じることで、フルサイズの約1.7倍もの大きなセンサーで光をふんだんに取り込んだ描写は、立体感というか抑揚の豊かさが違うように思う。僕はそのなかでさらに豊かなボケを求めるので、Mitakonの明るいレンズを使いたいこともあり、レンズ交換式のGFXがじぶんには合ってるなと感じている。

でも、一億画素を超える高画素機をあれだけコンパクトなサイズで持ち出せるとなれば、それに魅力を感じる人はきっと多くて、この「持ち出しやすい中判機人気」みたいなものは当面続くんじゃないかと思う。続くというかひとつの選択肢として定番化していくかもしれないね。

それは以前、富士フイルムの方々が言われていた「GFXの一般化」のまさに布石であり、今後はもっと多くの人がそれほど意識することなく中判機を選ぶ時代になっていく通過点なのだろう。いやあ、なかなか凄い時代になった。早くからラージフォーマットの普及に努めてきたFUJIFILM GFXシリーズの功績は大きい。

僕はまだ実機すらさわっていないので、まずは機会があればデモ機にふれてみて、レンズ交換式のGFXとの感触の違いなんかを体感してみたい。かといってコンパクトなスナップ機はたくさん所有してるので、レンズ交換できない中判スナップ機にそこまで多くの予算を割くつもりはないが、まあさわってみると意識も変わるのかもしれない。

逆に、GFX100RFで初めてGFXの世界を体感した人は、いずれはレンズ交換式のGFXが欲しくなるかもしれないね。いや、それこそが富士フイルムの戦略かもしれない笑。でも、趣味のカメラとは、そういう実用性を超えた「新しい世界を見てみたい」というところにあったりもするから、いずれにしてもGFXがカメラ界を大いに活性化してくれることだろう。

そして、このGFXの最新機種のノウハウなんかがまた、APS-Cをはじめとする小型機にもフィードバックされていくことなんかを想像すると、今後のXシリーズの進化なんかも楽しみだよね。FUJIFILMが再び元気になってきた気配…いやあ、おもしろくなりそうだ。

◎きょうはレンズ固定式のGFXの話ばかりになったので、レンズ交換式のGFXに興味のある人は、ブログ内の50SIIの記事などを参照ください。




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