FUJIFILM X-E4

入手困難なFUJIFILM X-E4の代わりのカメラを考えてみる。

FUJIFILM X-E4

僕は発売日に買ったのが良かったのかな。予約もせずに買えたけど、近ごろのみんなのツイートを見てると、あいかわらずFUJIFILM X-E4は店頭になかなか在庫が無くて、予約しても納期は3ヶ月待ちといったような、なかなかじれったい状況のようだ。

3ヶ月待ちともなるとあまりに先のこと過ぎて、さすがに待ちきれなくて他のカメラを検討し始めてる人もけっこういるように思う。実際にはX-E4って唯一無二の特徴を備えたカメラだから、そっくりそのまま代替品を探すのはむずかしいけど、まあでも「ピンチはチャンス」、これを契機に他のカメラのことを調べたり、そのカメラに合わせてライフスタイルをイマジネーションしてみるのもおもしろい。というわけで、少し代替品を考えてみる。

まず筆頭はやっぱりX100Vだろうか。レンズ固定式なんで、厳密にいえばレンズ交換式のX-E4とは立ち位置が異なるけど、X-E4と同じデザインポリシーで作られた同じFUJIFILM製のコンパクト機だから、当然気になる存在だと思う。よく値段の高さを言われるけど、X-E4に同じスペックの単焦点レンズ23mm F2のフジノンレンズを別途買い足したら同じような価格になるし、それでいてあの薄さを実現できるのはレンズ固定式コンパクトデジタルの特権かもしれない。もちろん最新のフィルムシミュレーション「クラシックネガ」でも撮れるから、フィルムカメラライクに撮りたい人には気になる存在だろう。そうそう、切り替え式のハイブリッドビューファインダーが搭載されているため、X-E4には無いOVF(ガラス越しの光学ファインダー)で撮れることも大きいと思う。大きさはX-E4より大きいけど、かえって小さ過ぎず持ちやすい大きさなのもポイントだと思う。

二番目の代わりの候補は、これも同じくFUJIFILM製のX-Pro3だろうか。こちらも最新のフィルムシミュレーション「クラシックネガ」で撮れる現行機種で、その形もX-E4と同じレンズ交換式のレンジファインダースタイルだから、気になる人は多いと思う。というか、FUJIFILM機の中ではフラッグシップ機のひとつだから、X-E4の代替品というよりは、X-Pro3のほうがほぼすべてにおいて優れている。ほぼと書いたのは、そう、値段の高さと大きさ・重さを除いてはということ。値段はX-E4の二倍超になる。しかもコンパクトと呼ぶにはさすがに無理がある、いわゆるライカM型デジタルを彷彿とさせるどっしりとした佇まいのカメラ。手に入れれば間違いなく幸せになれるけど、X-E4のように軽快にいつも持ち歩けるかというと、そこだけが気がかりな点かな。

そうなってくると、俄然気になってくるのが、X-E4の前機種になるX-E3の存在だ。大きさや重さはまさに同じコンセプトだから日常の使い方としては言うことなし。しかも中古で美品とかでも五万円程度とX-E4のさらに半額程度で手に入れることができる。いわゆる洗練されたデザインのX-E4と比べると、多少各部の作り込みがスマートではないけど、それはいわばカメラらしさがあるということでもあり、人間工学的に持ちやすく設計されたグリップ部や丸みを帯びたシルエットは、むしろこっちのX-E3のほうが好みというファンも少なくない。最新のフィルムシミュレーション「クラシックネガ」は搭載されていないけど、カスタム設定でクラシックネガ風にチャレンジしたりするのもまた楽しいと思う。僕は今のところ、X-E4と共にまだX-E3も使っている。

と、ここまで書いてきて思ったけど、その他の代替品を挙げるのがなかなかむずかしいのだ。どうしてもFUJIFILM製品ばかりになってしまう。というのも、センサーサイズがAPS-Cでレンジファインダースタイルのカメラって、他のメーカーではあまり無いんだよね。APS-Cだからこそ得られるあの適度な薄さのカメラスタイルというのが、そもそも富士フイルムならではの唯一無二のところ。そう、フィルムカメラ時代のあの完成されたジャストサイズの大きさや使いやすさにこだわるFUJIFILMというカメラメーカーの真骨頂でもあるんだ。富士フイルムの開発時の人たちはライカが好きでライカ的なカメラを嗜好してるけど、本家ライカでもAPS-C分野では富士フイルムのほうが先を行ってるのかもしれない。

そうしたなかでも敢えて他メーカーでX-E4の代替品を見つけるとなれば、これは良く言われるけどやはりRICOH GRIIIかな。GRIIIはファインダーの無いコンデジだから厳密にはまったく異なる製品だけど、ファインダーがない分、そのコンパクトさと軽さはX-E4のさらに上を行く。レンズ部の出っ張りも無いからまさにポケットインカメラ。そのうえ、写りはX-E4には無い手ぶれ補正までこのコンパクトな中に盛り込み、どんなシチュエーションでもGRレンズらしいキレのあるスナップ写真を撮ることがでにる。僕も使っていたけど、写りすぎるくらい良く写る。値段はX-E4と同じくらいだけど、こちらはレンズ込みと思えばさらにお得と言っていい。あいかわらず人気機種であるのもうなずける定番スナップシューターなのである。

いやあ、困ったよね笑。その気持ち良く分かります。X-E4が欲しくても市場に無いのだから、これは待つか代わりのモノを見つけるしか無いんだけど、当たり前だけどカメラはひとつひとつ特徴が異なる。だからこそ、たくさんの数のタイプ違い製品が存在するわけだけど、カメラは何でもいいと言いつつ、カメラによって撮る写真は間違いなく少しずつ違ってくるから、カメラ選びは写真選びみたいなところがあるんだよね。

X-E4は、一時はもうX-Eシリーズの後継機としては開発されないんじゃないかと言われていたんだけど、それがこうして品薄になるなんて、わからないものだよね笑。でも、万能的な方向より敢えてエッジを効かせてテーマやストーリーを絞り込んだところにこのカメラの勝機があった。カメラとはやはり「思い入れ」が重要なプロダクトなのである。日曜日の早朝からアレだけど、X-E4にするか、それとも他のカメラに候補を変えるか悩んでる人は、今日もまた大いに悩んでその幸福なプロセスを楽しんでほしい笑。

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