FUJIFILM X-T5 & X halfFUJIFILM X halfが発売してからしばらく経ち、少し過熱気味だった注目もいい感じに落ち着いてきて、個人的には「普通」のいい環境になってきたなと思う。値段もこなれてきたのもいい傾向だ。
X halfの存在意義は、そもそも「手軽さ」だからね。変に目立ちすぎたり、プレミア価格がつくことは好ましくない。これからカメラで写真を撮り始めたいという人、そしてFUJIFILMのフィルムシミュレーションを試してみたかったという人なんかに、いちばん入りやすい間口であることこそ、X halfの真骨頂たるものだ。
ここのところ、FUJIFILMのカメラは新品、中古ともにけっこう高価だったからね。10万円を切る価格で手に入れられるX halfは貴重な存在。
フィルム一本分の枚数を撮り切らないと写真が見れないフィルムカメラモードや、かつてのハーフサイズカメラのような2in1機能など、ギミック的なことが話題になりやすいけど、僕はこのX halfの魅力は「フィルムシミュレーション入門機」という立ち位置なんじゃないかと思ってる。
厳密にいえば、FUJIFILM XシリーズのAPS-CセンサーのX Trans CMOSで得られるフィルムシミュレーションと、1インチセンサーのそれとは描写は異なると思うけど、僕が体感した限りではX halfでも十分にフィルムシミュレーションらしさは堪能できる。
FUJIFILM X half
FUJIFILM X half
FUJIFILM X halfむしろ、フィルムライクなちょっとゆるさも兼ね備えた描写という意味では、クラシックネガやアクロスなんかはX halfのほうがいい感じのパンフォーカススナップが味わえるんじゃないかと感じている。
フィルムシミュレーションは、なんといってもフィルム屋・写真屋FUJIFILMが長年かけて探求してきた描写機能なんで、そこはやっぱり他社メーカーでは味わえない世界であることはたしか。単なるJPEG撮って出し用の撮影モードと片付けられない、FUJIFILMのカメラの最大の魅力と言っていい。
FUJIFILM X half
FUJIFILM X half
FUJIFILM X halfそもそもXシリーズが小型軽量で持ち出しやすいわけだけど、それに輪をかけて極小といえるほどの軽量コンパクトなX halfだから、これ一台あればそのフレキシブルさもなかなかの威力である。持っていることを忘れるほどの手軽さで、日常をフィルムシミュレーションで記録しておけるのである。
まあ僕は別にFUJIFILMの回し者ではないが笑、こんなお得な入り口が最新のXシリーズで用意されたことは、なかなかの事件だと思っている。日々使い倒す相棒カメラであれば、なにも新品である必要もないし、中古モデルで程度のいい個体を見たからなどして、「フィルムシミュレーションを手軽にも出す毎日」を手に入れてみるのはどうだろう。
FUJIFILM X half
FUJIFILM X half
FUJIFILM X halfいつもの景色や光景が、ちょっと新鮮に見え始める。そんな想像以上にコスパのいい写真生活に出会えるかもしれないよ。



















































